サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)への取り組み

人権を尊重し、人を育て、活かし、「社会に貢献する人づくり」に積極的に取り組む

4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
8.働きがいも経済成長も
10.人や国の不平等をなくそう

豊田通商は、経営戦略としてダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を推進。多様な人財を活かす環境の実現を目指し、柔軟で生産性の高い働き方への改革に取り組みます。

また、グローバルな視点で事業創造ができる人財、世界の市場で活躍できる人財の育成に注力するとともに、地域コミュニティでの職業訓練機会の提供等を通じ、社内外で社会に貢献する人づくりに積極的に取り組みます。

豊田通商グループをはじめ、サプライチェーン全体で児童労働や強制労働の撲滅活動を進める等、人を大切にし、守り続ける企業として多方面から労働環境の整備に取り組みます。

KPI

定性面
人財開発
  • 高い志を持ち、経営を主体的に捉え、共創する人財の育成
実績
  • グローバル経営人財の育成を目的に、全世界のグループ会社社員を対象とした選抜研修を実施
  • 当社グループの経営者育成を目的として、グループ会社の次世代経営者・リーダー育成研修 CEP(CEO Essentials Program)を開催
適所適材・適材適所への取り組み
  • ポストに最適人財を配置する適所適材、人財を最適ポストに登用する適材適所に積極的に取り組み、経営基盤を強化
実績
  • 国内外主要ポストに期待される役割を担い得る人財(後継者候補)をグループ全社員の中から見える化
  • 全後継者候補の個別育成計画を策定し、グローバル人事委員会(全社会議体)において議論
DE&Iの推進
  • 多様な人財の活躍
  • 働き方の見直しとワークライフバランスの両立支援
  • 多様性を活かす会社風土の醸成と個人の意識改革
実績
  • 自立的なセルフマネジメントを後押しする在宅勤務制度やコミュニケーション活性化・働きがい向上を目的としたオフィス環境を整備
  • 多様化、複雑化する事業環境や顧客ニーズへの対応の1つとして、個々の特性に合わせたキャリアパスの実現を支援する個別育成計画やメンタリングプログラム等の女性活躍施策を推進
  • 他者尊重、風土醸成施策として「育習」という考えを取り入れた育児休業制度を運用
健康経営
  • 従業員一人ひとりの心身の健康保持・増進と職場環境づくりを通じた組織活力の最大化
実績
  • 健康経営銘柄に4年連続で選定、ホワイト500認証を取得
  • 従業員が自立的に自身の健康保持・増進を図るためのヘルスリテラシーは向上。業務パフォーマンス度を図る指標となるプレゼンティーズム損失割合は良化傾向
  • 生活習慣改善を要する有所見者割合は低下
人権の尊重
  • 事業展開する国・地域の人権問題を理解し、解決に向け適切に対処
実績
  • 当社および連結子会社のサプライチェーン上のリスクアセスメントを実施。リスクが高い分野・地域のサプライヤー約250社を特定し、アンケート調査を実施
社会貢献活動
  • 社会貢献活動参加による地域に根差した活動と成長
実績
  • 社会貢献活動への社員全員参加を促進するため、ボランティア休暇制度を制定
  1. (注)人的資本の定量情報については、「Human Capital Report[PDF:3.1MB]」をご参照ください
  • 育児を通じて新たな気づき(価値観・存在意義)やスキル習得(共感力・傾聴力)の成長機会とするもの

人づくりの理念

一人一人が社会課題の解決を意識しながら業務に取り組み、豊田通商ならではの価値を提供することで「Be the Right ONE」の状態を目指す。そのために、豊田通商“らしい” 強みを持った個を発掘・育成。最適配置を実施し一人一人が「強い個」になることで “最高で最強のチームづくり”を実現する。

PICK UP
Toyotsu Inno-Ventures Project (TIVP)

TIVPは新たな事業の種を発掘、ブラッシュアップし、事業創出につなげることをミッションとした全社横断のプロジェクトです。社内にて思いのある事業アイデアを募集し、仮説検証、Proof of Concept (PoC)を行い、最終的に営業本部での事業開発につなげていきます。2025年3月期で7期目となるこの取り組みは、アイデアとマテリアリティの整合を意識しつつ、社員一人一人が志を持ち経営を主体的に捉え、社会課題の解決に貢献していくことを目指しています。プロジェクトを通じ、強い当事者意識を醸成し、顧客のニーズを徹底的に追求する「強い個」づくりを進めていきます。