アフリカをはじめとした開発途上国と共に成長し、事業を通じて社会課題の解決に取り組む
豊田通商は、アフリカをはじめとした開発途上国において、自動車ビジネスを中心としたさまざまなビジネスを通じ、生活基盤の整備、産業振興・雇用創出等現地の社会課題の解決に取り組んでいます。
例えばケニアでは、国家の戦略的事業パートナーとして国家ビジョンの実現を支援する活動を行っており、この実績をパイロットモデルとし、基礎インフラの改善を通じた生活環境の改善や、職業訓練機会の提供等、そこに住む人々の自立促進と同時に豊田通商の成長も実現します。
KPI
【モビリティ】アフリカにおける電動車販売台数
実績
目標
目標
2027年目標達成に向けた道筋
- 主に南アフリカにおける電動車販売増加
【ヘルスケア】アフリカにおける医薬品の収益(売上)
実績
目標
目標
2027年3月期目標達成に向けた道筋
- 医薬品流通事業強化による市場シェア拡大
【インフラ】アフリカにおける再生可能エネルギー事業総発電容量
実績
目標
目標
2027年3月期目標達成に向けた道筋
- ケニア・チュニジアで太陽光発電事業、エジプトで風力発電事業を開始予定
【雇用創出】アフリカにおける雇用者数
実績
目標
増減要因
- 事業拡充に伴い、南アフリカにおけるモビリティ部門、ヘルスケア部門での雇用拡大
- ケニア政府とCN実現に向けた包括的覚書を締結。グリーンエネルギーバリューチェーン構築や 産業発展、人財育成への協力について記載
- カンボジアで車両組立工場設立、SKD※生産を開始。モビリティ産業の促進を通して同国の経済、社会の発展および人財育成に貢献
- インドの医療インフラ改善のため、ベンガルールで2つ目となる日本式総合病院の建設を決定(2027年開院予定)
- Aeolus社を設立。アフリカ各国の状況に適した再エネ電源の開発、導入量の拡大を目指す
- ※SKD:Semi Knock Downの略。ボディを溶接、塗装済みの状態で輸入し、主要構成部品をボディやシャーシに組み付ける車両組立方法。
豊田通商は、トヨタ自動車株式会社、B Medical Systems社と共に、ワクチンを適切な温度で輸送するための保冷輸送車に対して、世界保健機関(WHO)が定める医療機材品質認証(Performance, Quality, Safety:PQS)を、2021年3月に取得しました。ワクチン保冷輸送車でのPQS取得は世界初となります。
途上国では輸送中の温度変化により、毎年約2割のワクチンが廃棄されています。本取り組みは、ワクチンの有効利用という途上国における社会課題解決への貢献とともに、昨今関心が高まるグローバルヘルスに関わる輸送分野でイニシアチブを発揮できるという意義があります。また、新型コロナウイルス感染症用ワクチンを途上国へ公平分配する国際的枠組みであるCOVAXにおいても、PQS取得により本ワクチン保冷輸送車が使用可能となり、新型コロナウイルス感染症用ワクチンの輸送手段としての活用も期待されています。