サーキュラーエコノミー本部
ミッション
新しい資源循環のあり方をデザインし、未来の子供たちに、より良い環境・新しい豊かさを届ける
ミッションに基づいたビジネスモデル
モビリティ領域では、電動化に伴い需要が増加している電池用・モーター用の金属資源や部材の安定供給に向け、グローバルで地産地消のサプライチェーン構築に注力していきます。また、使用済み自動車(End of Life Vehicle)の回収・適正処理から再資源化まで、従来の内燃車だけではなく電動車にも対応したCar to Carリサイクルの仕組みづくりを実施していきます。
Economy of Life(EoL)領域では、強力な販売ネットワークを保有する洗剤・衛生製品・包装、コーティングの原料・製品の販売と製造事業運営を中心に、原料循環・原料転換の推進、および製品の循環化に注力していきます。また、当社が世界的にも高いシェアを占める重要資源であるヨードの生産においては、化合物製造販売等のバリューチェーン強化を進めています。
主な事業内容 | |
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資源開発 | 電動化に欠かせないクリティカルメタル(必須金属)および生活に欠かせない希少無機資源の開発ならびに中間製品の製造事業運営 |
電動化サプライチェーン | 電動化に関わる素材・部材のサプライチェーンの拡充および社会インフラに欠かせない非鉄金属地金・製品の販売・加工・流通事業の運営 |
資源循環 | 資源循環を見据えた新しいモノづくりを支える素材供給から、再生資源回収・再資源化およびリサイクル材料の製造までの動静脈一貫機能の提供 |
サステナブル素材 | 日々の生活に欠かすことのできない洗剤・衛生材料・包装・コーティングの原料・製品の販売およびその製造事業の運営、サステナブル社会実現に向けたバイオケミカル取り扱いおよびプラスチックリサイクル事業の運営・推進 |
市場環境 |
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脱炭素化に向け「資源循環」「GHG排出量削減」の要請が高まっており、その対応がビジネス継続の必須要件となりつつある中、当本部が強みとする動静脈一貫ビジネスのグローバル展開には、お客さまから高い期待が寄せられています。その期待と同時に、自然災害や地政学リスクを想定した事業継続計画(BCP)対応、モビリティ変革等による事業変化への対応も求められており、地域最適での機能構築のニーズ拡大が見込まれます。 |
財務情報
2024年3月期実績 | 2025年3月期予想 | |
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売上総利益 | 1,053億円 | 1,250億円 |
親会社の所有者に帰属する当期利益 | 500億円 | 510億円 |
2024年3月期実績 | |
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資産合計 | 9,145億円 |
ROA | 5.47% |
事業例
資源循環SBU

使用済み自動車をはじめ、さまざまな廃棄物を回収・選別・再資源化し、リサイクル材料の製造・販売事業を運営。

廃棄物から発生するアルミスクラップを主原料とした再生アルミ溶湯および地金の製造事業を運営。
資源開発SBU

バッテリーの主要原料の1つであるリチウムの開発および中間製品の生産事業を運営。

消毒薬、X線造影剤原料等生活に欠かせないヨードの開発および中間製品の生産事業を運営。
サステナブル素材SBU

市区町村および事業者と協力し回収した廃ペットボトルを原料としたペットボトル用再生ペレットの製造事業を運営。

日常生活に欠かせない洗剤、石鹸、トイレタリー類および化粧品・医薬部外品の製造・販売事業を運営。
電動化サプライチェーンSBU

今後、需要の拡大が見込まれている北米での電動車に対応するため車載用バッテリー製造事業へ参画。

バッテリーを構成するさまざまな素材の加工・流通および部品の製造・販売事業を運営。