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CHROメッセージ

CHRO Message
CHRO*
濱瀬 牧子
*CHRO : Chief Human Resources Officer
事業戦略に連動した人財強化と
個々の力を最大限引き出す
環境づくりを通じて、
人と組織が最も輝く
豊田通商グループを実現する

私たち豊田通商グループは、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、パートナーやステークホルダーにとって“Be theRight ONE”(唯一無二、かけがえのない存在)になることをビジョンとして掲げています。その実現においては「ヒトがすべて」であり、人財の価値を高める人財投資により、より良い社会づくりに貢献する価値創造企業“People Company Toyotsu”(人の豊通)となることを目指しています。

「人的資本経営」という言葉が当たり前になりつつある中、当社では、人が中心の経営であることは以前より不変であり、事業戦略と人事戦略を連動させ、それが企業価値向上にいかにつながるかを明確にし、「より良い社会と地球環境を皆さまと共に創り上げていく」ことに貢献します。

当社グループ約70,000名の社員一人ひとりが、約130カ国・地域にまたがるグローバルな舞台でバイタリティにあふれ溌剌と活躍することで、個々の成長実感とともに、事業を発展させ、当社のマテリアリティの1つである「人権を尊重し、人を育て、活かし、『社会に貢献する人づくり』に積極的に取り組む」を推進しています。当社の過去15年を振り返ると、事業規模、人員数ともに大きく拡大し、当社を取り巻く環境は様変わりしました。事業戦略を実現するため、社員一人ひとりが「個の力」をさらに高める必要があり、そのための施策を進めています。若手社員に入社8年目までに海外でのビジネス経験を積んでもらう若手海外派遣はその一例です。また、上長と社員間での双方向の対話により、社員の内発的動機を引き出し、業務を通じた学習意欲を高めるための上長向け研修も進め、導入開始から4年で延べ483名が受講しました。グローバルリーダー育成では、世界中から選抜された次世代経営者候補にGALP(Global Advanced LeadershipProgram)を実施し、志高く、多様な人財を統率できるリーダーの育成を進めています。さらに、グローバルな舞台で力を発揮し、事業経営を担っていける人財を確保するために、海外現地法人や海外事業体の重要なポストを明確化し、それぞれのポストの期待役割や必要なスキル等を定義した上で後継者候補を選定し、育成から配置までの連動を強化しています。

グローバル企業と一口にいってもその有り様や戦略は異なります。当社の事業戦略に照らし合わせると、国籍、年齢、ジェンダーといった属性に関わらず、適所適材・適材適所を世界レベルで実現し、個々の持てる能力をチームで掛け合わせることで最大化し、果敢に新たな領域にもチャレンジし、お客さまから選ばれ続ける企業になる、そこに一貫した指針をもって数々の施策を進めています。