CHROメッセージ
豊田通商の強みである「7万人の大旅団」と「豊田通商DNA」
豊田通商は、アフリカ事業をはじめ、前例の少ない領域で事業を切り拓いてきました。これを支えるのは、です。国籍も文化的背景も超えたコミュニケーションを通じて答えのない課題に挑み、自ら市場をつくっていく。この力が、当社グループの成長戦略を推進する原動力となっています。私自身もアフリカ事業に携わり、多様な国の仲間と共に事業を進めてきました。そこで培った現場感覚や、価値観・文化の違いを超えて協働する経験は、現在の人事の仕事にも活きています。
こうした挑戦の根底にある価値観が、です。思いやりと情熱を持って行動するHumanity、現場で汗を流し、課題に向き合うGembality、壁を打ち破り未来を創造するBeyond。中でもGembalityは当社グループならではの強みです。が、当社グループの特長です。
「異能の総合商社」の多様な事業を支える人財ポートフォリオ
こうした価値観・行動原則を次世代へ継承しながら、成長戦略を支える人財と組織を絶えず進化させていく必要があります。
当社は「異能の総合商社」として、特に際立った強みを持つ4つの異能領域、「アフリカ事業とゴンドワナ経済圏」「サーキュラーエコノミー」「ネクストモビリティ」「再生可能エネルギー」を成長戦略の柱に掲げています。これらの戦略を実現するには、異能領域への機動的な人財供給が欠かせません。2017年4月に当社として初めての地域軸での本部となるアフリカ本部の設立、2024年4月にはMissionに応じた営業本部体制を確立してきました。また、このようなグローバルかつ多様な事業ポートフォリオを通じた次元上昇を支えるため、人・組織における「DNAの覚醒」「躍動する生命体組織」を通じた、を目指しています。
とりわけ、国内外に1,000社以上のグループ会社を展開する当社グループにとって、多様な事業を担う経営人財を継続的に育成していくことは重要な経営課題です。CEO Essential Programという経営者育成に特化した研修に加え現場での実体験によって学び、得た学びを後進に引き継ぐというサイクルを仕組み化し、次世代経営者を継続的に輩出しています。
育成が事業のスピードに追いつかなければ、訪れた好機を逃しかねません。持続的な事業成長のために、だと考えています。
7万人の能力を覚醒する挑戦機会と組織横断の取り組み
もう一つの軸であるです。そんな組織を想像してみてください。ワクワクしますよね。その実現に向け、月に1度、社長・CEOを議長とし、主に経営幹部で構成される全社会議体「Human Company Task Force(HCTF)」で人財・組織の課題を洗い出し議論しています。意思決定者が一堂に会するため、改善策がその場で決まることもあります。一例として、働きやすさについて議論した回では、夜間や休日のメール送信を原則禁止とするルールが生まれました。小さな一歩ですが、トップ自らが従業員に呼びかけることに大きな意義があります。
また、人財と組織を取り巻く環境変化に対応するため、AI活用も推進しています。論理的な分析や検証にAIを活用することで、人の力は増幅し、自らの限界も超えられます。一方で、相手への思いやりや信頼関係の構築、そして新たな価値を創り出す力は、人だからこそ発揮できるものです。AIに委ねる領域を見極めながら、Humanity、Gembality、Beyondといった人間性をさらに磨き、変化に強い組織の土台を築いていきます。
取り組みの透明性を高めながらエンゲージメント向上を推進
こうした取り組みと併せて、人事部でも動画を活用し、取り組みに込めた思いまでを伝えることで、7万人の一体感を育むと同時に、制度の浸透と活用拡大を図っています。
私は、現場でマネジメントを担っていた頃から、部下の一人ひとりに深い信頼を寄せてきました。CHROとなった今、その想いを全従業員に向け、一人ひとりが自らの意思で能力を開花させられる環境をつくりたいと考えています。ことが、世界の市場を切り拓く当社グループの競争力につながると考えています。



