神戸港におけるばら積み船へのバイオ燃料供給について

  • 機械・エネルギー・プラントプロジェクト

2023年08月22日

豊田通商株式会社(以下:豊田通商)は、このたび、日本郵船グループの旭海運株式会社が運航・管理し、日本郵船株式会社と共同保有をする株式会社神戸製鋼所向けの貨物輸送船「SUNRISE SERENITY(以下:サンライズ・セレニティ)」の船舶向けバイオディーゼル燃料(以下:バイオ燃料)を使用した試験航行に際し、豊田通商のグループ会社である豊田通商マリンフューエル株式会社を通じて、神戸港にてバイオ燃料の供給を行いました。

サンライズ・セレニティには、Ship to Ship方式によりバイオ燃料の供給が行われました。供給したバイオ燃料は、これまで同様に豊田通商が株式会社ダイセキ環境ソリューションと連携し、トヨタグループや豊田通商グループ会社の社員食堂などから回収した廃食油を、原料の一部として精製し、重油と配合したものを使用しています。

本年7月に開催された、国際海事機関(IMO)の第80回海洋環境保護委員会(MEPC 80)では、2018年に採択した「IMO 温室効果ガス(GHG)削減戦略」を「2050年までに国際海運からのGHG排出ゼロ」へと改定しており、本供給の実現は、GHG排出削減達成への一助となります。

豊田通商グループは、未来の子供たちへより良い地球環境を届けるために、産業ライフサイクルを通じてGHG削減に貢献する事業を加速し、カーボンニュートラルへの取り組みを推進することで、脱炭素社会への移行に貢献していきます。

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バイオ燃料の補給を受けるサンライズ・セレニティ

※ Ship to Ship方式
岸壁・桟橋に係留中の船舶、もしくは錨泊中の船舶に燃料供給船が接舷(横付け)して燃料を供給する方法

本件に関連する当社サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)

<社会課題の解決と会社の成長を両立する最重要課題>
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<当社のこれまでの取り組み>
・2023年7月5日発表:木材チップ船へのバイオ燃料供給について
https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/230705_006267.html

・2023年5月10日発表:国内初、商用化ベースでの継続的な船舶向けバイオ燃料の供給開始について
https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/230510_006234.html

・2022年9月12日発表:名古屋港で自動車運搬船向けバイオディーゼル燃料の供給を実施
(https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/220912_006092.html)

・2022年4月19日発表:国内初、名古屋港で船舶向けバイオディーゼル燃料の供給トライアルを実施
https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/220419_005872.html

・2021年6月29日発表:シンガポール初、日本郵船の外航船舶向けにバイオディーゼル燃料の販売・供給トライアル実施
https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/210629_004851.html

・2021年4月22日発表:シンガポール初、舶用バイオディーゼル燃料の常時利用を見据えた供給・運航実証を実施
https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/210422_004812.html

リリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。