日本版CCRC初、「クロッセ秋田」に健康管理システム「からだステーション」を導入
~地方創生事業の一環として、中高齢者の健康を維持・増進し、生涯活躍のまちづくりに貢献~

  • 食料・生活産業

2021年04月12日

豊田通商株式会社(以下、豊田通商)が展開するIoT活用健康管理システム「からだステーション」が、秋田不動産サービス株式会社、株式会社大京、ミサワホーム株式会社の3社が開発する「秋田版CCRC拠点整備事業」内分譲マンション「クロッセ秋田」の健康管理システムとして2021年4月に導入されました。

CCRC(Continuing Care Retirement Community)とは、中高齢者が自立生活が可能なうちに入居し、必要に応じて介護・看護・医療などのサービスを受けながら、生活を送ることができるコミュニティのことです。IoTを活用した健康管理システムが日本のCCRCに導入されることは初めてのことになります。

1. 背景および導入の経緯

高齢化が加速する日本では、日常生活における健康管理や介護予防の重要性がますます高まっています。秋田県では、少子高齢化の進行による高齢比率の上昇、県外転出による人口の減少、健康寿命が短いことなども課題となっており、対策を講じる必要がありました。

それらの課題解決と地方創生のため、2020年10月に秋田県秋田市に完成した「クロッセ秋田」は、「市街地の活性化」「地域住民の健康増進」「上質な住まいの提供」を事業目的としています。事業目的の一つである「地域住民の健康増進」のためには、個々人の健康データを収集・管理し、健康状態に合わせたサポート・指導を行うことが効果的です。そのデータ収集・管理機能を持ち合わせる「からだステーション」が、「クロッセ秋田」の健康管理システムとして選ばれました。

2. 「からだステーション」の活用方法

「クロッセ秋田」の居住者、および地域住民に運動データを計測する専用ウエアラブル端末「Karamo(カラモ)」と専用測定機器(血圧計・体組成計)を提供し、日々の運動データと身体データを「からだステーション」のシステムで一元管理します。データをもとに、「からだステーション」利用者は「クロッセ秋田」の商業エリア内にある健康相談センターで、健康増進に向けたアドバイスを受けることができます。専用アプリ・ウェブサイト上でのデータ閲覧も可能なため、離れて暮らす家族も利用者の健康状況をいつでも見守ることができます。また、商店街・百貨店と連携し、運動実施後にシステム上で取得できるポイントをクーポンに交換して、購買活動につなげる予定です。地域住民の健康増進だけでなく地域交流や購買活動の促進にもつなげ、秋田県の地方創生に貢献していきます。

豊田通商は、事業を通じて人々の健康で豊かな生活環境を支え、高齢化社会における健康長寿を促進し、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成に貢献していきます。



<ご参考>
・からだステーションWEBサイト : https://www.karadastation.com/
・秋田版CCRC拠点整備事業(クロッセ秋田)WEBサイト : http://akita-fs.com/akitaccrc/

からだステーション 利用イメージ 専用ウェアラブル端末「Karamo」 クロッセ秋田外観

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