ベトナム国ノイファット水力発電所へ出資参画
~豊田通商初の海外水力発電事業~

豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、ベトナムの大手建設不動産企業Vietnam Construction and Import-Export Joint Stock Corporation (VINACONEX:以下、ビナコネックス社)より、同社が保有するノイファット水力発電所(発電容量:84MW)の事業会社であるNorthern Electricity Development & Investment Joint Stock Company No.2 (以下、NEDI2)への経営参画のため、NEDI2の株式を35%取得しました。本件は、当社として初めての海外水力発電事業への出資参画となります。

ベトナムは豊富な水力資源を有し、同国の電力需要の約4割を水力発電で賄っています。このたび出資参画したNEDI2は、ベトナム国営電力公社と25年間の売電契約のもと、安定的な操業を続けています。豊田通商が参画することで、日本の水力発電技術やノウハウを活用し、オペレーションの改善および発電コストの低減に取り組みます。

水力発電は再生可能エネルギーの中でも技術的に確立され、最も安価かつ安定的に長期操業が可能な電源です。今後、NEDI2の運営を通じてビナコネックス社とパートナーシップを醸成し、同社とベトナムで水力発電をはじめとした再生可能エネルギー開発の可能性を検討していきます。

豊田通商は、「再生可能エネルギー戦略」を成長戦略の1つに位置付け、地球環境の課題解決に取り組んでいます。強みをもつ風力分野に加えて、水力・地熱・バイオマスなどエネルギー源の多様化と事業地域の拡大に取り組み、再生可能エネルギー事業の強化を図るとともに、脱炭素社会移行に貢献していきます。

水力発電事業概要

発電所名
Ngoi Phat(ノイファット)水力発電所
立地
ベトナム社会主義共和国 ラオカイ省
Ngoi Phat川流域
事業会社
Northern Electricity Development & Investment Joint Stock Company No.2
(NEDI2:第2北部電源投資開発社)
株主比率
ビナコネックス社: 38%
豊田通商: 35%
他少数持分株主: 27%
売電先
Vietnam Electricity
(EVN:ベトナム国営電力公社)
発電容量
84MW
運転開始年
2014年

ノイファット水力発電所外観



<ご参考> 豊田通商グループの再生可能エネルギー事業の取り組み

豊田通商当社グループは、1987年に米国で風力発電事業を開始して以来、30年以上にわたり再生可能エネルギー事業に携わっています。風力発電においては、欧州やアジア、アフリカへと事業地域を展開し、国内では1999年に北海道でウインドファームを建設して以降事業を推進し、国内の風力発電事業者としては最大規模へと成長しています。また、エネルギー源の多様化を目指し、2008年に韓国での太陽光発電事業を皮切りに、2011年には米国カリフォルニア州に米国最大級の太陽光発電所を建設。国内では2013年から北海道、東北、近畿地方でメガソーラープロジェクトを推進してきました。その他、国内間伐材を生かした木質バイオマス発電の営業を2015年に開始。2018年には、国内の中小水力発電事業を手掛ける東京電力グループの東京発電株式会社に出資しました。現在までに総発電容量3,400MWを超える事業にまで成長しています。

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