高速道路におけるトラック隊列走行(後続車無人・有人システム)の公道実証を実施します
~2019年6月25日から2020年2月28日 新東名高速道路~

  • 化学品・エレクトロニクス

2019年06月07日

豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、経済産業省から「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業:トラックの隊列走行の社会実装に向けた実証」を受託し、2016年度から2018年度までの間、トラック隊列走行に関する研究開発などを進めてきましたが、このたび、2019年度も引き続き受託することとなりましたので、お知らせします。

豊田通商は、経済産業省および国土交通省が「未来投資戦略2018(2018年6月15日閣議決定)」に基づき、移動革命の実現に向けた主な取り組みの一つである高速道路でのトラック隊列走行を実現するための実証事業を推進しています。政府は、早ければ2022年の商業化に向けて、2020年度に高速道路(新東名)での後続車無人での隊列走行を実現することを目指しています。

「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業」の一環として、2018年1月から、後続車両が有人の隊列走行について、2019年1月から、後続車無人システム(後続車有人状態)について、公道実証を開始しています。

このたび、走行距離の拡大を通じてトンネルなどの道路環境や夜間走行も含めた多様な自然環境下での技術検証と信頼性向上を図るため、2019年6月25日から2020年2月28日*1の間、新東名高速道路においてトラック隊列走行(後続車無人・有人システム)の公道実証を実施します。

今年度の公道実証では、2~3 台での後続車無人システム(後続車有人状態)について、時速70~80kmで車間距離約10mまたは約20mの車群を組んで走行します。*2さらに、4台の後続車有人システムについても時速70~80kmで車間距離約35mの車群を組んで走行します。

これらの実証実験は安全確保の観点から、全ての車両にテストコースで経験を積んだドライバーが乗車します。

これらの実証実験を通じて、これまでの実証実験に引き続き、開発中の後続車無人システムなどの実現に向けて必要となる機能が設計通り作動することの確認、その信頼性向上と長期データ蓄積を行うとともに、トラック隊列が周辺走行車両の乗員からどのように認識されるか(被視認性、印象など)、トラック隊列が周辺走行車両の挙動(追い越しなど)に及ぼす影響なども確認します。

*1 実証期間は実験の進捗状況に応じて変更されることがあります。実証期間の中で夜間の走行も予定しています。
*2 車間距離維持機能や先行車追従機能等を搭載することにより、時速70~80kmで車間距離約10mまたは約20mでの走行を実現します。

<実証期間中の問い合わせ先(事務局)>
トラック隊列走行お問い合わせ窓口
TEL:0120-130-833(お問い合わせ時間 平日8:00~18:00)

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