フランス・トゥールーズ市でINDIGO Weel SASと共同で次世代電動車いすシェアリングサービスの実証実験を実施
~高齢者など移動困難者向けのマイクロモビリティ*を用いたMaaS事業~
- (旧)化学品・エレクトロニクス
2019年06月06日
豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、欧州における駐車場運営大手のINDIGO Group SAS(以下、インディゴ社)のグループ会社で、フランスを中心にマイクロモビリティシェアリングサービスを手掛けるINDIGO Weel SAS(以下、インディゴ・ウィール社)と共に、トゥールーズ市で次世代電動車いすシェアリングサービスの実証実験を実施します。
1. 背景
欧州では、都市交通における渋滞解消やCO2削減などの課題解決に向けて、都市主導による移動手段の変革が取り組まれています。マイクロモビリティ*は、課題解決への有効性と都市内短距離移動の利便性から欧州で広く受容され、乗り捨て型シェアリングサービスも普及が拡大しています。
また、トゥールーズ市では高齢化が問題視され、2018年から移動困難者向けの政策が打ち出されており、その政策の中には、駐車場における車いす使用者用エリアの確保が含まれています。
2. 実証実験の目的・概要
本実証実験では、次世代電動車いすのシェアリングを通じて、高齢者や障がい者をはじめとする移動困難者に向けた新たな移動サービスの提供を目指します。ニーズや課題を洗い出すとともに、その結果をサービスに迅速に落とし込むことを目的として実施します。
具体的には、インディゴ社がトゥールーズ市で運営する2カ所の駐車場内の車いす使用者用の駐車スペース付近に、豊田通商が提供するWHILL株式会社製の電動車いす「WHILL」を4台配置し、インディゴ・ウィ―ル社のアプリケーションと連動させ、シェアリングサービスを提供します。
なお、実証期間は、2019年6月5日から約6カ月程度を予定しています。
豊田通商は、次世代モビリティを活用したさまざまな社会課題の解決につながるサービスの提供を目指します。
<インディゴ・ウィール社概要>
会社名
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INDIGO Weel SAS https://www.indigoweel.com/ |
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設立
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2017年 |
所在地
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フランス・ピュトー市/ラ・デファンス |
代表者
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CEO Paul VALENCIA(ポール・バレンシア) Managing Director Jean GADRAT(ジャン・ギャドラ) |
従業員数
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50名 |
事業内容
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マイクロモビリティシェアリングサービス |
*マイクロモビリティ・・・自転車や電動バイク、欧州L6カテゴリーに属す小型車両など、軽車両以下の小型の移動体を指す。
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