2018年度 入社式社長挨拶

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2018年04月02日

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

本日、豊田通商の新しい仲間として70名の方をお迎えできたことを大変うれしく思います。豊田通商の役職員を代表して心よりお祝い申し上げます。

この機会に我々を取り巻く環境と、新入社員の皆さんへの期待についてお話させていただきます。

AIやIoT、技術革新、新素材といった言葉が新聞に載らない日は無いくらい、テクノロジーの進化やデジタル化があらゆる業種において急速に進んでいます。

例えば我々のコアビジネスの一つである自動車関連産業においては、CASEという言葉で代表されるように、C=Connected・繋がるクルマ、A=Autonomous・自動運転、S=Shared・シェアードサービス、E=Electric・電気自動車、の4つの大きな変革とチャレンジが始まっています。

この変化は自動車というモノが世の中に生まれて以来、「100年に一度」の変化と言われるものです。

そのような環境下、我々は市場の変化やお客さまのニーズの多様化に応えることが必要であり、あるいはもっとプロアクティブに新しいニーズを作り出していくことが求められています。

現状に決して安住することなく、常に健全な危機感を持って現場に足を運ばなければなりません。グローバルな視点で変化を捉え、スピード感を持って新たな価値創造にチャレンジしていきたいと考えています。

それではここで「新入社員の皆さんに期待すること」を3つお話します。

先ず1つ目は、「素直に学び続けること」です。研修のあと、各部署に配属された皆さんは、OJTの仕組みに従って、先輩から仕事を学んでいくことになります。

その時、先輩から教えていただいたことを反すうし、忘れないよう覚えていくのはもちろんですが、分からないことは自分の頭で考え、それでも分からないことは素直に尋ねる。豊通らしい仕事の仕方は何かを先輩から学んでいただきたいと思います。また自分で書物を読んで、学び続ける。

一週間に一冊読めば、1年で48冊。10年経ったら480冊。まともに勉強しなかった人との差は歴然です。継続は力なり。いくつになっても人と書物から謙虚に素直に、学び続ける姿勢を大切にしていただきたいと思います。

2つ目は、「失敗を恐れずチャレンジし続けること」です。特に若い頃の失敗は重要です。失敗から何を学ぶか?失敗の原因を人のせいにせず、他責ではなく自責で考えられるかが重要で、その後の成長が変わってきます。私も入社以来、数え切れないほどの失敗をしてきました。先輩に怒られ、取引先から叱られ、失敗の数は人一倍多かったと思っています。しかし、失敗から学び、同じ失敗を繰り返さないことが重要であり、失敗を恐れて何もしないことが最大のリスクであると思います。成功する秘訣、それは失敗から学び、成功するまでチャレンジし続けることです。

3つ目は、「心身共に健康であること」です。そのために自分自身の健康に向き合い、学生時代とは違う次元、レベルで健康管理と自己管理を実践してください。

お客さまの期待に応え、社会で役立つためにも、まず仕事以前に皆さん自身が心身共に健康でなければなりません。以上、3つのお願いです。

皆さんは社会人一年生、私は社長一年生です。会社の中の役職は違いますが、共に今の高揚した新鮮な気持ちを忘れずに、仕事に取り組んでいきましょう。皆さんのこれからのご活躍を心から楽しみにしていることをお伝えし、私の歓迎の言葉とさせていただきます。

リリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
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