人的資本に関する情報開示のガイドライン「ISO 30414」の認証を取得
~人的資本経営強化に向けて、「Human Capital Report 2022」を発行~

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2022年10月31日

豊田通商株式会社(以下:豊田通商)は、2022年10月31日に、人的資本に関する情報開示の国際的なガイドラインである「ISO 30414」の認証を取得しました。これは日本含めアジアでは2社目、卸売業において初めてとなります。

また、これに合わせて、人的資本に関する定量情報を織り込み、まとめた「Human Capital Report 2022」を発行しました。

ESG(環境・社会・ガバナンス)経営への関心の高まりを受け、人財マネジメントの目的も、従来の"人的資源・管理"から"人的資本・価値創造"へと変化しつつあります。海外では、2020年8月に米国証券取引委員会(SEC)が上場企業に対して「人的資本の情報開示」の義務化を発表し、日本でも2020年9月に経済産業省による人的資本に関する研究会の報告書「人材版伊藤レポート」が発行されるなど、企業における人的資本経営の実践および情報開示の必要性が高まっています。

一方、これまで、人的資本については客観的な指標が存在せず、企業における開示が限定的・部分的であることが課題となっていました。「ISO 30414」は、2018年12月に国際標準化機構(ISO)により、社内で協議すべき事項や社外へ開示すべき指標が整理された、人的資本に関する情報開示の国際的なガイドラインです。コンプライアンスやダイバーシティなどステークホルダーにとって関心が高い11の項目について、定量的に把握すべき58の指標が網羅的に示されています。

豊田通商は、これまでも企業価値向上に向けて、人財の価値を高める取り組みを行ってきましたが、今後は国際標準であるISO 30414に準じた客観的な比較や、これに基づくPDCAサイクルを実践することで、人的資本経営への取り組みをさらに加速させていきます。

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