インドに医療周辺サービスを行う合弁会社を設立
~リネン品など日本式の安心・安全なサービスをインド国内に提供~

  • 食料・生活産業

2022年08月17日

豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、株式会社トーカイ (以下、トーカイ)と、インド国内で病院向けリネンサプライなどの医療周辺サービスを行う会社の設立に関する合弁契約を、本日、締結いたしました。

1. 設立の背景と目的

豊田通商は2014年から、インド南部のベンガルール(バンガロール)においてセコム医療システム株式会社と共同でSAKRA WORLD HOSPITAL(サクラ病院)の運営を行っております。日本とは異なる運営上の課題に対し、改善を繰り返しながらサクラ病院の医療品質向上に取り組み、地域医療の発展に貢献してまいりました。

感染管理が求められるリネン品の回収や洗濯・在庫管理等について、現地には日本式の高品質なサービスを提供する事業者がなく、開業当初からこの分野で日本のリーディング企業のひとつであるトーカイの支援を得て、現地の事業者とともに、リネン品をはじめ、感染管理が必要な分野の課題解決・品質向上に努めてきました。

高い経済成長を続け、中間所得層が増加するインドにおいては高品質な医療へのニーズが高まっており、リネン品に限らず、感染管理分野の品質向上が強く求められております。

このような中、豊田通商の強みであるトヨタ式の現場改善や運営効率化ノウハウと、トーカイの強みである日本式の感染管理技術や医療周辺事業のノウハウを融合し、サクラ病院で培った高品質な医療周辺サービスを提供する合弁会社を設立することといたしました。

2. 今後の展開

ベンガルールに会社を設立後、新会社では、2022年10月からの事業開始に向けた準備を進めてまいります。まずは、配送から在庫管理・回収・洗濯などを効率的かつ高品質に提供するリネンサプライ事業を、ベンガルール周辺で展開し、インドの病院市場における、新しいリネンサプライの事業モデルを構築します。その後、複数の大都市でも展開し、将来的にはリネンサプライ事業にとどまらず、インドのニーズにあった医療周辺サービスの提供を目指してまいります。

豊田通商は、インド国内における病院運営と高品質な医療周辺サービスの提供を通じて、より安心・安全な医療の提供と、地域医療の発展に貢献してまいります。

合弁会社の概要

会社名
VALABHI HOSPITAL SERVICES PRIVATE LIMITED
所在地
インド共和国カルナタカ州ベンガルール市
会社設立
2022年9月(予定)
出資比率
豊田通商株式会社 55%、株式会社トーカイ 45%
事業概要
リネン・医療資機材リース

トーカイの概要

会社名
株式会社トーカイ
所在地
岐阜市若宮町9丁目16番地
代表者
代表取締役 小野木 孝二
会社設立
1955年7月
資本金
81億8百万円
事業概要

病院リネンサプライや医療周辺業務の受託
介護用品のレンタル
調剤薬局の経営(たんぽぽ薬局(株)
リースキンブランドでの環境美化用品のレンタル
宿泊施設などへの寝具類のレンタル
病院などでの給食サービスの提供(トーカイフーズ(株)
病院など建物の清掃・管理((株)ティ・アシスト(株)ビルメン
アクアクララブランドでの水の宅配
など

本件に関連する当社サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)

<社会課題の解決と会社の成長を両立する最重要課題>
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