ネクスティ エレクトロニクス、Spectronik と販売代理店契約を締結
~Spectronik製の小型水素燃料電池を日本で販売開始~
- (旧)化学品・エレクトロニクス
2022年07月07日
豊田通商グループのエレクトロニクス商社、株式会社ネクスティ エレクトロニクス(代表取締役社長: 柿原 安博、本店:東京都港区、以下 ネクスティ エレクトロニクス)は、Spectronik Pte. Ltd.(創業者兼CEO:Jogjaman Jap、本社:Singapore、以下、Spectronik)の水素燃料電池を日本で販売することを目的に、2022年5月にSpectronikと販売代理店契約を締結しました。
日本は、2017年に世界初の水素基本戦略を策定、2018年から日本主導で水素閣僚会議を毎年開催するなど、水素分野で世界をけん引してきました。さらに、水素に関する研究や技術開発、応用、特に家庭用、定置用、自動車用燃料電池の分野で、業界をリードしています。
ネクスティ エレクトロニクスは、無人航空機、地上及び水上車両、ロボット、電動草刈り機など、水素燃料電池で脱炭素化できる比較的小型な電力アプリケーションに注目してきました。これらに水素燃料電池を使用することで、従来のリチウムイオン電池と比べて長時間の駆動が可能となり、積載能力も向上します。また、ガソリン使用時と比べ、二酸化炭素の排出を抑制することができるなど、環境性能にも優れています。
Spectronikの空冷式水素燃料電池Protiumシリーズ は、上記用途に最適であり、水素燃料電池を使用することで、ゼロエミッションの実現、長時間走行が可能となります。また、ポータブル空冷式水素燃料電池は、これまで大型の水冷式燃料電池では対応できなかった市場ニーズにアプローチすることができるようになります。ネクスティ エレクトロニクスは、Spectronikの燃料電池を、日本市場により多く導入していきます。
Spectronikの創業者兼CEOのJogjaman Jap氏は、「ネクスティ エレクトロニクスは、業界に精通しており、高い技術力を兼ね備えた、幅広い顧客ネットワークを持つトップクラスのパートナーです。今回の代理店契約締結は、Spectronik製品の品質および技術力の高さを証明するものです。ネクスティ エレクトロニクスの弊社への信頼に感謝するとともに、長期的な協業ができることを楽しみにしています。」と述べています。
ネクスティ エレクトロニクスは、日本政府の目標である「2050年までにカーボンニュートラル実現」に向けた社会課題の解決にも、貢献していきます。
会社概要
■ネクスティ エレクトロニクスについて
会社名
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株式会社ネクスティ エレクトロニクス |
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所在地
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東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル |
ネクスティ エレクトロニクスは、豊田通商グループのエレクトロニクス事業の中核企業として、カーエレクトロニクスの分野においてトップクラスの規模を誇ります。同分野で培った自動運転技術、つながる技術などの最先端技術を、他の産業分野に積極的に転用するなど、技術・商材を核として、幅広い分野でお客さまや世の中のニーズに応え、社会課題のソリューションを提供しています。また、豊田通商グループのグローバルネットワークを最大限活用し、地域や分野を超えた最適なソリューションを提供しています。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
ネクスティ エレクトロニクス HP: https://www.nexty-ele.com/
■Spectronikについて
会社名
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Spectronik Pte. Ltd.(スペクトロニック) |
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所在地
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シンガポール |
Spectronikは、2011年に設立され軍事用および産業用無人航空機向けの高出力密度水素燃料電池のカスタム開発企業として事業をスタートしました。航空宇宙用燃料電池プログラムの成功により、Protiumシリーズである空冷式燃料電池製品が柱となりました。現在までに、数百のProtiumシリーズである燃料電池が世界28カ国以上で展開されており、空、陸上、海上において無人機、地上ロボット、水上車両をはじめとする多くのアプリケーションに採用されています。Spectronikの燃料電池はすべてシンガポールで設計・製造されています。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
Spectronik HP: https://www.spectronik.com/
補足資料
図2. Spectronik製 空冷式燃料電池Protiumシリーズと周辺機器
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