風況調査のコンサルティング事業を行うレラテック社と資本業務提携
~再生可能エネルギーのバリューチェーン構築を通じたカーボンニュートラル実現への貢献~
- (旧)グローバル部品・ロジスティクス
2022年04月14日
豊田通商株式会社(以下:豊田通商)は、再生可能エネルギー(以下:再エネ)のバリューチェーン構築を目的に、風力発電向け風況調査のコンサルティング事業を行うレラテック株式会社(以下:レラテック社)と2022年3月に資本業務提携しました。
1. 背景
日本政府は、温室効果ガス(Greenhouse Gas、以下:GHG)を2030年までに2013年比46%削減し、2050年までにカーボンニュートラルを実現することを表明しました。その中で、洋上風力発電は、再生エネ普及の切り札として位置づけられ、2030年までに10ギガワット、2050年までに90ギガワットの導入する目標が掲げられています。
風力発電の開発においては、風の特徴(風況)を正確に把握し、その事業性や安全性を評価するための風況調査の実施が必要不可欠となっています。特に洋上は、陸上と比べて風が強く効率的に風力エネルギーを得られることから、大規模な開発が計画されており、風況調査の重要性がより一段と高まっています。
レラテック社は、洋上風力向けの高度な観測・解析技術を有する神戸大学発のベンチャー企業として、創業時から風況調査およびそれに係るコンサルティング事業を展開しています。
2. 提携内容および事業
豊田通商は、これまで風力発電向けの風況調査用途を中心に、トップラーライダー(風況観測機器)や、無電源地域における同機器への電力供給に使用する燃料電池の販売を行ってきました。今回のレラテック社との資本業務提携を通して、今後需要が拡大していく洋上風力市場の成長に貢献していきます。また、産業のすそ野が広い風力発電分野において、機器販売に加えて風況観測・解析のコンサルティング事業も含めた再エネのバリューチェーンを構築し、洋上風力を支えるソリューションプロバイダーを目指していきます。
豊田通商グループは、未来の子供たちへより良い地球環境を届けるために、産業ライフサイクルを通じてGHG削減に貢献する事業を加速し、カーボンニュートラルへの取り組みを推進することで、脱炭素社会への移行に貢献していきます。
レラテック株式会社 概要
会社名
|
レラテック株式会社 |
---|---|
所在地
|
兵庫県神戸市 |
設立
|
2020年11月 |
代表者
|
代表取締役 小長谷 瑞木 |
事業概要
|
⾵況観測・解析・予測評価、コンサルティング |
再エネバリューチェーンのイメージ
■本件に関連する当社サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)
<社会課題の解決と会社の成長を両立する最重要課題>
リリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。