ウガンダにて自動車整備士の養成トレーニングの提供を開始
~日本企業とUNHCRの初の協働による、アフリカにおける難民自立支援~

  • アフリカ

2022年03月30日

豊田通商株式会社(以下:豊田通商)とグループ会社であるCFAO Motors Ugandaは、国連難民高等弁務官事務所(以下:UNHCR)と連携して、2022年4月より、ウガンダにおいて自動車整備士の養成トレーニングの提供を開始し、アフリカの難民自立支援に協力します。アフリカの自動車産業において、実践的なスキルを難民に対して提供する取り組みは、UNHCRと日本企業間の初の協業案件です。この取り組みにより、難民研修生の生活機会が改善され、難民の自立に貢献することが期待されます。

アフリカでは難民の自立が社会課題となっています。難民の人々は質の高いトレーニングや雇用、金融サービスを受けることが難しく、起業の機会も限られています。そのなかでウガンダはアフリカで最大規模の難民受け入れ国であり、周辺国から約160万人(うち59%が18歳未満の子ども)の難民を受け入れています。(2022年1月31日時点)

豊田通商はこれまでもアフリカにおいて、現地の社会課題に応じた各国独自のプログラムの実施やトレーニングセンターの開校を通じて、人材育成支援を実施してきました。このたび、難民問題の解決に向けた活動を行っている国連機関UNHCRと連携して、アフリカで最大規模の難民受け入れ国であるウガンダにおいて、自動車整備士の養成トレーニングを提供します。アフリカ各国で車両のメンテナンスなどを行うNGO団体であるAIRD(African Initiatives for Relief and Development)とも連携し、養成トレーニングの卒業生へ就職機会の提供も行います。この取り組みを通じて難民の自立を促進し、難民受け入れ国であるウガンダの負担を軽減することで、難民と受け入れ国双方の経済発展に貢献することを目指します。

豊田通商グループは、「WITH AFRICA FOR AFRICA」という理念の下、アフリカの人や社会と共に成長することを目指し、事業基盤のさらなる強化と拡大に取り組んでいます。事業創造のみならず、人材育成や社会貢献活動を通じてアフリカの自立的発展に貢献していきます。

自動車整備士の養成トレーニングイメージ(国際NGO(本部アメリカ)とのプロジェクト(2020年))



UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)
国連の難民支援機関であるUNHCRは、難民、国内避難民、無国籍者などを国際的に保護・支援するため、多様なパートナーと連携し、世界約 135 カ国で活動しています。本部はスイス・ジュネーブ。
URL: https://www.unhcr.org/jp/

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