日本企業初となる、ガーナにおける車両組立を開始
~トヨタ・ハイラックスに加え、2022年にスズキ・スイフトの組立事業も開始予定~

  • アフリカ

2021年06月30日

豊田通商株式会社(以下、豊田通商)のガーナ共和国における車両組立会社であるTOYOTA TSUSHO MANUFACTURING GHANA CO. LIMITED(以下、TTMG)は、ガーナにおいて日本企業初となる同社工場で、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)のピックアップトラック「ハイラックス」の組み立てを開始し、組立開始式典を実施しました。また、スズキ株式会社(以下、スズキ)の小型車「スイフト」を、2022年よりSKD*生産する予定を公表しました。

式典には、ガーナのナナ・アド・ダンクワ・アクフォ・アド大統領、アラン・ジョン・クワド・チェレマテン貿易産業大臣、および姫野勉 駐ガーナ日本大使のご臨席を賜り、TTMG山田社長から同国貿易産業省に、「ハイラックス」1台が寄贈されました。

式典では、貸谷社長がビデオメッセージを送り、「当社のアフリカ事業は90年以上の歴史を有しています。当社は、"WITH AFRICA FOR AFRICA"という理念の下、事業基盤の強化・拡大によりアフリカ社会・経済への貢献を目指しています。このプロジェクトにおいても、本日を出発点としガーナの人々に"幸せの量産"を届けてまいります。」と語りました。

また、式典に出席したアフリカ本部の大塚本部COOは、「ガーナの社会・経済発展に向け、"Made in Ghana"の高品質なクルマづくりを推進するとともに、販売代理店で質の高い販売サービスとアフターサービスを提供することで、ガーナの人々の安心・安全な暮らしやビジネスを支えてまいります。」と抱負を語りました。

TTMGは、豊田通商グループとして、ケニア、エジプト、ナイジェリア、ルワンダに次ぐアフリカ5カ国目、西アフリカでは初となる車両生産拠点です。ガーナのテマ市(首都アクラより30km)に位置し、生産能力は年間1,300台、投資額は約7百万米ドル、従業員数は約50人、トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」をSKDで生産します。

また、今回公表した「スイフト」のSKD生産は、2019年3月のトヨタとスズキ間の協業合意に基づき、2019年1月にトヨタからアフリカでの営業業務の全面移管を受けた豊田通商とスズキ間のアライアンス強化・拡充の一環として計画されています。

今後も、自動車販売事業のみならず、市場のニーズに合わせて現地生産に取り組み、アフリカの自動車産業発展に貢献していきます。

※ SKD...Semi Knock Downの略。CKDとは異なり、ボルトを締めるだけなどの簡単な加工で車両を組み立てること。

TTMG概要

会社名
TOYOTA TSUSHO MANUFACTURING GHANA CO. LIMITED
所在地
ガーナ共和国 テマ市
資本金
3百万米ドル
株主
豊田通商100%
代表者
社長 山田 明
設立
20206
事業内容 車両の組立生産
生産車種 トヨタ ハイラックス
生産台数 1,300

TTMG外観

生産車種

トヨタ・ハイラックス スズキ・スイフト(予定)
※現在ガーナへ輸入・販売されているモデルであり、
TTMGで生産される車両とは異なる可能性があります


ご参考:ガーナで日本企業として初となる車両組立事業者の認可取得 (2020年11月2日公表)
https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/201102_004710.html

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