米国での車載用電池工場の建設地をノースカロライナ州に決定
- (旧)化学品・エレクトロニクス
2021年12月07日
豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)の北米事業体であるToyota Motor North America, Inc.(以下、TMNA)とともに、車載用電池生産の新会社を設立し、北米における車載用電池生産の準備を進めてまいりました。このたび、車載用電池工場の建設地をノースカロライナ州のグリーンズボロ・ランドルフ・メガサイト(Greensboro-Randolph Megasite)に決定しました。同工場の投資額は、約12億9,000万米ドル(約1,430億円 ※用地、建物の費用を含む)、名称は、Toyota Battery Manufacturing, North Carolina(トヨタ・バッテリー・マニュファクチャリング・ノースカロライナ 以下、TBMNC)です。
TBMNCは、2025年の稼働開始時には、4本の生産ラインでそれぞれ20万台分のリチウムイオン電池を生産する予定です。また、将来、少なくとも生産ラインを6本に拡張し、合計で年間120万台分の電池を供給することを目指しています。新規雇用は、約1,750人を見込んでいます。
また、豊田通商は、2030年に温室効果ガス(Greenhouse Gas、以下GHG)の排出量を2019年比で50%削減、2050年にGHGネットゼロの目標を掲げ、脱炭素社会への移行に向けた取り組みを続けており、TBMNCでは、100%再生可能エネルギーを使用する予定です。
■TBMNC概要
名称
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Toyota Battery Manufacturing, North Carolina (トヨタ バッテリー マニュファクチュアリング ノースカロライナ) |
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設立
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2021年11月 |
代表者
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Norm Bafunno (暫定) |
資本金
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4億6,800万米ドル (※生産設備の費用は除く) |
出資
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TMNA 90% 豊田通商 10% |
従業員数
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2031年までに約1,750人を見込む (設立時の従業員数は、今後改めて公表させていただく) |
事業内容
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車載用電池の製造 (当初はHEV用に生産) |
豊田通商グループでは、気候変動を地球上のすべての生物に関わる大きな課題と捉えており、2018年に策定したサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の1つに、「クリーンエネルギーや革新的技術を活用し、自動車/工場・プラントCO2を削減することで脱炭素社会移行に貢献」することを掲げています。その中で、車載用電池関連ビジネスを次世代に向けた成長の柱として捉え、自動車生産ビジネスで培ったノウハウを生かした幅広い付加価値の創造によって、TBMNCの立上げ・運営を支援してまいります。
今後も、未来の子供たちへより良い地球環境を届けるために、CO2を排出しない再生可能エネルギー事業に積極的に取り組み、世界の脱炭素化をリードしていくとともに、エネルギー移行に欠かせないバッテリーの供給、循環型静脈事業、バッテリーの3R (リビルト・リユース・リサイクル)、水素・代替燃料事業など、GHGの削減に資する事業を積極的に伸ばすことで、世界の脱炭素社会への移行に貢献していきます。
<本件に関するトヨタ自動車株式会社の発表>
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/36418671.html
■本件に関連する当社サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)
<社会課題の解決と会社の成長を両立する最重要課題>
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