コスタリカのトヨタ・レクサス販売代理店PURDY MOTOR S.A.に出資
~日本企業初の同国自動車販売代理店出資により、現地モビリティ社会の発展に寄与~

  • モビリティ

2021年04月30日

豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、コスタリカのトヨタ・レクサス販売代理店PURDY MOTOR S.A.(パーディモーター、以下、PM社)に、2021年4月27日に出資し、同社株式の10%を取得しました。日本企業によるコスタリカの自動車販売代理店への出資は初めてです。

1.背景

コスタリカは、常備軍の不保持と、高い教育費の国家予算比率を特徴とし、中米で最も安定した民主主義国といわれています。また、国内電力の98%以上を再生可能エネルギーによる発電で賄い、ラテンアメリカで初となる水素ステーションを導入するなど、環境立国の側面も持っています。

一人当たりGDPは1万2000米ドルを超えており、新車需要が安定的に推移しています。トヨタ車の販売台数も年間約8000台、シェア18%前後で推移しており、同国の新車販売市場でシェア1位です。

2.PM社について

PM社は1957年の設立以来、トヨタ車の販売を軸に着実に成長し、現在はトヨタ・レクサスに加え、日野とスバルの販売代理店事業も行い、コスタリカで最大級の自動車販売代理店となっています。またPM社は、子会社・関連会社を通して、販売金融、アフターメンテナンス、保険、中古車販売、次世代モビリティ関連(カーシェアリング事業・シャトルバス運行事業)など、自動車バリューチェーン事業を幅広く手掛けています。

3.出資の目的

豊田通商は、トヨタグループ各社を中心に日本国内で生産された自動車を世界各国へ輸出している他、海外生産車の第三国への輸出にも携わっています。その販売ネットワークは、世界146カ国に及び、そのうち当社直接出資による事業展開は45か国になります。コスタリカにおいても、グローバル展開で培った経営ノウハウを生かし、トヨタブランドに相応しい販売・サービス事業を推進することで、トヨタ・レクサスブランドのさらなる価値向上を図ります。

また、既存事業の拡大のみならず、PM社の自動車事業アセットと、豊田通商の多角的な事業の知見を組み合わせることで、社会課題の解決につながる新しいモビリティサービスの創出や、燃料電池自動車の普及推進、自動車部品リサイクルなど、同国が推進する環境関連事業への取り組みにも挑戦します。

豊田通商は、事業を通じてコスタリカのモビリティ社会と同国経済の発展に貢献していきます。

会社概要

会社名
PURDY MOTOR S.A.
所在地
サンホセ コスタリカ
代表者
Amadeo Quirós (President)
設立
1957
事業内容
自動車販売代理店、小売販売、販売金融、アフターメンテナンス、シェアリングなど



PURDY MOTOR S.A.のディーラー旗艦店 PURDY MOTOR S.A.の商用車専門店

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