2021年度 新入社員向け社長挨拶

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2021年04月01日

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

本日、豊田通商の新しい仲間として皆さんをお迎えできたことを大変嬉しく思います。豊田通商の役職員を代表して心よりお祝いを申し上げます。

皆さんはコロナ禍の中、さまざまな不安を抱えながら就職活動をされたことと思います。
当社は最終面接もリモートで実施しましたので、果たして自分をしっかりとアピールできたのだろうか、あるいは本当の自分を会社に理解してもらえたのだろうか、といった葛藤もあったでしょう。リアルな対面で人事部や会社の先輩に会えないというハンディキャップを乗り越え、今日の入社に至ったことに対し、率直に「よく頑張ったね!」と申し上げたいと思います。

当社は昨年の3月に本格的に在宅勤務を導入しましたが、それ以来、私が社内で言い続けてきたことがあります。それは、「多くの仕事がリモートでできることが分かった。仕事の効率化や省力化はどんどん進めていこう。一方で、現場を訪問することでしか分からないこと、対面でしかできないこと、人と人が出会ってはじめて生まれてくるものの大切さも分かってきた。環境の変化をポジティブに捉え、他社の物まねではなく我々らしい、豊田通商らしい働き方を創り上げていこう!」ということです。

新入社員の皆さんは1990年代後半の生まれです。
スマートフォンのプロトタイプが登場したのが1992年、アメリカのラスベガスでIBMが発表したものでした。日本では1999年にNTTドコモが「iモード」を発表し、携帯電話でEメールの送受信やWebページの閲覧ができるようになりました。スマートフォンが日本で初めて販売されたのは2008年7月のことでした。皆さんはITやデジタル技術を子供のころから当たり前のツールとして日常的に使いこなす時代に育っています。これはミレニアル世代にもない強みです。皆さんには入社されてからもその強みを生かし、若い世代だからこそ気付くこと、理解出来ることを遠慮なく発言し、発信し、行動していただきたいと思います。

今、第四次産業革命やソフトウェア革命、デジタル革命と言われる大きな変化の波が押し寄せています。ウイズコロナのニューノーマルの世界も始まっており、社会における企業の存在価値が根本から問われています。我々、豊田通商は何のために存在しているのか、社会に世界にどのような価値を提供できるのか、本当に必要とされる企業なのか?豊田通商は"Be the Right ONE"を旗印に掲げ、世界中のお客さま、取引先、パートナー、株主、地域社会、そして未来の社会にとってかけがえのない存在、なくてはならない存在であり続けたいと考えています。

今、豊田通商の仲間たちはその熱い想いを燃やし、働き続けています。皆さんはそこに加わる新しい炎です。燃え盛る炎に新たな火をおこしてください。そして世界中の誰かのために、未来の子供たちのために、一緒にその炎を拡げてゆきましょう。

若者の特権は失敗が許されることです。豊田通商は減点主義ではなく加点主義の会社ですから、失敗を恐れずチャレンジし、失敗してもそこから学んでください。但し、失敗したとき決して他人(ひと)のせいにしないこと。他人(ひと)のせいにすることは簡単ですが、そこに学びはありません。他責ではなく自責で自らを振り返り、真摯に反省し、素直に学び続けることで成長があります。先輩から、仲間から、人から、現場から、そして歴史から、書物からたくさん学び続けていただきたいと思います。

皆さんのこれからのご活躍を心から楽しみにしています。

以上、私の歓迎の言葉といたします。

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