福岡トヨタ自動車株式会社(以下、福岡トヨタ自動車)、豊田通商株式会社(以下、豊田通商)、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)、トヨタ自動車九州株式会社(以下、トヨタ自動車九州)は、3月22日に、福岡県宮若市と地域防災力向上に関する連携協定「地域防災ネットワーク協定」の締結式を行い、協定を締結しました。また、本協定で活用予定である、既存ハイブリッドカーからの電力供給を可能にする電源キット「Re-Q（リキュー）」第１号機を、宮若市に全国で初納入しました。

Re-Qは、3月22日の福岡県での販売開始を起点に、今後、販売地域を全国に拡大していきます。

【「Re-Q」の名前の由来】 今お使いの車に取り付ければ、災害時など、 いつでも、どこでもかけつけられるという意味を込めて 「Rescue」という単語から名付けました。

日本ではさまざまな地域で、地震や台風、豪雨などの自然災害が多発しています。九州地区においても2016年の熊本地震や2019年の九州北部豪雨などの災害が起きています。

災害への備えとして被災地域でニーズが高いのが、避難所での電化製品の利用やスマートフォンの充電などのための電力供給です。各自治体では防災力強化のため「非常用の電源対策」が求められています。

このたび開発した「Re-Q」を自治体で活用いただく第一歩として、トヨタ自動車九州の本拠地である福岡県宮若市と4社は、「地域防災向上に関する連携協定」を締結するとともに、災害時に避難所での電源供給を行うことなどを目的に「Re-Q」第１号機を全国で初納入しました。災害発生時には、福岡トヨタ自動車を主窓口として、電源キット「Re-Q」及び「Re-Q」対応車両を提供し、共助社会の実現を図ります。

「Re-Q」は、災害時の電源ニーズに応えるべく誕生した商品です。既存保有のハイブリッドカー（トヨタの30型プリウス）に「Re-Q」を設置することにより電力供給を可能にします。ガソリン満タン時の連続使用可能な電力量*は約80kWhで、これは大人10人の一般的な生活レベルでの2日間の生活や、スマートフォンのフル充電約7,200台／日に相当する電力量です。

【Re-Q商品概要】

*使用方法により連続使用可能な時間は異なります。

「Re-Q」の生産・販売体制における各社の役割は、以下の通りです。

「Re-Q」は、宮若市への初納入と福岡県での販売開始を皮切りに、今後、販売地域を全国に拡大していく計画です。

福岡トヨタ自動車、豊田通商、あいおいニッセイ同和損保、トヨタ自動車九州は、本取り組みが、災害時の避難所への電源供給や企業のBCP対策などを通じた地域の災害対策強化の支援につながること、さらにはSDGs（持続可能な開発目標）のゴール11「住み続けるまちづくりを」およびゴール12「つくる責任、つかう責任」の実現に貢献することを目指します。

豊田通商株式会社

金属本部資源循環第一部（担当：宮城・松本） TEL 052-584-5192