ICUの重症患者管理システムを開発する CROSS SYNCへ出資
~AIを活用し、ひっ迫するICU医療現場の人手不足を改善~
- (旧)食料・生活産業
2021年03月08日
豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、横浜市立大学発のベンチャー企業で医療システムを開発・提供する株式会社CROSS SYNC(以下、CROSS SYNC)に対して、コニカミノルタ株式会社、株式会社日本政策投資銀行、株式会社ファインデックスなどと共に出資しました。
医療現場、特に集中治療室(ICU)では、24時間目視で患者の経過観察をしたり、手計算で重症度をスコアリングしたり、データやスケジュールを紙で管理するなど、デジタル化が進んでいません。そのため、慢性的に人員不足となり、容体急変を見落とすリスクや、コロナ禍では患者との接点が増えることによる感染リスクの高まりなどの課題があります。
CROSS SYNCは、2019年10月に横浜市立大学附属病院の髙木医師らによって設立された「ICU Anywhere」をビジョンに掲げる"横浜市立大学発ベンチャー"です。CROSS SYNCが開発した重症患者管理システムiBSEN(イプセン)は、集中治療室での患者のバイタルセンサーや生体情報モニターからの情報に加え、カメラからの映像をAIが解析して患者の容体急変を予測し、リアルタイムで医療関係者のパソコンやスマートフォンなどにデータ送信します。
これにより、医療事故の削減と救命率の向上がなされ、医療現場の人員不足解消に貢献するとともに、医療関係者の感染リスクも減らすことができます。
今回の出資により、豊田通商は、インドで運営するSAKRA WORLD HOSPITALなどへのiBSEN導入も視野に入れながら医療のデジタル化を進め、安心・安全で効率的、かつ高度なICU患者のケアを実現していきます。
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豊田通商は、デジタルツールを活用した医療事業を推進することで、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成に貢献していきます。 |
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会社概要
会社名
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株式会社 CROSS SYNC(クロスシンク) |
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所在地
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神奈川県横浜市 |
代表者
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代表取締役 髙木 俊介、 植村 文彦 |
設立
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2019年10月 |
事業内容
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医療システム開発および医療システムコンサルティング |
iBSEN(イプセン)によるICU患者のモニタリング画面イメージ |
リリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
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