コートジボワールでデジタル交通プラットフォームを展開するMoja Ride社へ出資
~日経・JICA主催 「アフリカ新興テック ピッチ決勝戦」 にて特別賞~

豊田通商株式会社(以下、豊田通商)とグループ会社のCFAO SAS(以下、CFAO)は、共同で設立したMobility 54 Investment SAS(以下、モビリティ54)を通じて、コートジボワールでデジタル交通プラットフォームを展開するMoja Ride SARL(以下、Moja Ride:モジャライド)に、新株予約権付転換社債※の引き受けによる出資を決定しました。

本出資は、2021年2月26日に開催された、日本経済新聞社(以下、日経)と国際協力機構(以下、JICA)共催による 「アフリカ新興テック ピッチ決勝戦」(以下、本イベント)において、Moja Ride がモビリティ54特別賞を受賞したことによるものです。同社を特別賞に選定および出資した理由は、同社の公共交通機関を対象としたサービス展開を後押しすることで、西アフリカの公共交通サービスの品質向上を期待するものです。

1. アフリカ新興テック ピッチ決勝戦について

本イベントは、日経・JICA主催により2020年11月5日に開催された 「世界が注目 アフリカ新興テック」に続く第二弾のイベントで、日系企業によるアフリカ新興テック市場への投資を促進する目的で開催されました。

決勝戦では、JICAが選抜したアフリカ発スタートアップ10社による事業プレゼンテーションが行われ、JICAが優秀企業を選定、モビリティ54を含む民間企業が特別賞の授与を行いました。

2. コートジボワールの公共交通事情

コートジボワールの最大都市アビジャン市では、約3万5千台の「ウォロウォロ」と呼ばれる乗り合いのタクシーと約8千台の「バガー」と呼ばれるミニバスが古くより市民の足として普及しています。その事業運営は、タクシーやバスのオーナーである個人事業主がそれぞれのドライバーを雇い、交通サービスを提供しています。そのため、タクシーやバスごとの運行情報や料金システムは統合されておらず、乗客はサービスを利用するたびに運行スケジュールの確認、目的地の確認、料金交渉などを行う必要があります。また、現金による運賃の支払いが主流であり、ドライバーが日々の売上を管理しているため、オーナーが正確にサービス収益を把握することが困難となっています。

3. Moja Rideについて

アビジャン市を中心に、現在1,200台以上のタクシーやバスに対して複数の交通機関をまたいで利用できるキャッシュレス決済システムや、乗車予約システムを提供しているコートジボワール発のスタートアップ企業です。地場の交通産業への深い理解と、関係者とのネットワーク力が求められる同事業領域で、現場の課題と向き合いながら最適なシステムとサービスを開発しています。

Moja Rideのシステム拡がり、運行情報と乗車情報が整流化されることで、乗客の利便性と事業主の事業効率性の向上が図れ、同国の公共交通サービスの品質向上につながることが期待されます。

4. アフリカのモビリティ社会課題解決に向けて

豊田通商グループは、モビリティ54を通じてアフリカで革新的なモビリティサービスを展開するスタートアップ企業へ投資を行い、事業の拡大やサービス拡充への支援、また豊田通商グループのアフリカ事業との相互シナジーを創出していきます。アフリカでのMaaS/CASE事業といったソフト面の取り組みを加速し、車両やアフターサービスの提供などハード面との両面から、より包括的にアフリカのモビリティ社会の課題解決に取り組んでいきます。

※新株予約権付転換社債:一定の条件で発行体の企業の株式に転換できる権利が付いた社債

乗り合いタクシー「ウォロウォロ」 Moja Rideの決済アプリ

Moja Ride概要

会社名
Moja Ride SARL
所在地
コートジボワール・アビジャン市
代表者
Founder & CEO
Mr. Jean Claude Gouesse
(ジャン・クロード・グッセ)
設立
2019年
事業内容
コートジボワールでの交通事業者向け
システム開発・販売事業

モビリティ54概要

会社名
Mobility 54 Investment SAS
所在地
フランス・セーブル市
株主構成
豊田通商 70%、 CFAO 30%
代表者
President & CEO 渡邊 剛
設立
2019年10月
事業内容
アフリカ向けスタートアップ企業などへの出資・融資
豊田通商・CFAOグループ事業とのシナジー創出

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