豊田通商株式会社（以下、豊田通商）のグループ会社である豊通オートモーティブクリエーション株式会社（以下、TAC）は、中古車オークション最大手の株式会社ユー・エス・エス（以下、USS）と、豊田通商が販売権を持つイスラエルのUVeye Ltd.（ユーブイアイ：以下、UVeye社）の車両下部とタイヤ・ホイール撮影システム（以下、本システム）を導入する業務契約を締結しました。2020年4月から、USSの名古屋オークション会場に、日本で初となる本システムの試験導入を開始します。

UVeye社の車両検査システムの特長は、①車両下部、外観（ボデー、タイヤ・ホイール）の高度3Dスキャン撮影と②AIによる画像解析の２つを組み合わせることで、瞬時に車両異常を自動検知することです。人による目視が一般的な車両の検査において、UVeye社のシステム導入は検査の迅速化につながります。

USSは、このたびの試験導入により、オークション出品車両の下部とタイヤ・ホイール側面の高精細画像を取得しオークション会員へ提供します。試験導入の結果を踏まえて、TACとUSSは、全国19カ所のUSSオークション会場に本システムの導入を検討していきます。

さらに両社は、車両検査の効率化を図るため、AIによる画像解析の活用を含めた車両検査システムの評価と、導入の検討を共同で実施していきます。