エジプト初の自動車専用ターミナルの運営事業に参画
~完成車輸入が拡大する同国でサービスを提供~

  • アフリカ

2020年01月28日

豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、Bolloré Africa Logistics(以下、ボロレ社)、日本郵船株式会社(以下、日本郵船)と共に、エジプトの東ポートサイード港で自動車専用ターミナルの運営を行う委託契約を、2019年12月19日にスエズ運河経済特区庁(General Authority for the Suez Canal Economic Zone)と締結しました。

エジプトでは人口増加と経済発展に伴い自動車市場が拡大し、完成車の輸入増が見込まれています。現在同国の完成車輸入の主要港であるアレキサンドリア港は、自動車以外の貨物も取り扱う多目的港で、慢性的な収容スペース不足などの課題を抱えており、新たな受け入れ港の開発が望まれています。

3社はエジプト初となる自動車専用ターミナルを建設し、大型自動車専用船2隻が同時に着岸可能な岸壁と十分な車両収容スペースを確保することで、今後の需要増大に対応します。今後、運営事業会社を設立し、2021年末に商業運転の開始を予定しています。

ボロレ社がアフリカで港湾運営事業を通じて蓄えた知見に加え、日本郵船が世界各地で培ってきた完成車輸送およびターミナル運営の豊富な経験と技術、当社が80年以上にわたり幅広いビジネスをエジプトで展開してきた実績と知見を融合させ、高品質なサービスを提供していきます。

豊田通商は、アジア、中東、アフリカを中心に港湾や空港などの交通インフラ事業に取り組んでいます。本ターミナル運営事業を通じて、エジプトの自動車産業および同国経済の発展に貢献します。

ターミナル概要

所在地
エジプト・アラブ共和国東ポートサイード地区
岸壁
約600メートル
敷地面積
約21.2ヘクタール(収容可能台数:約1万台)
商業運転開始 2021年末(予定)

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