インドに技術・開発サポートを行うテクノロジーセンター開設
~電動2輪車、3輪車からインド内製化を目指す企業を支援~

  • 化学品・エレクトロニクス

2019年12月05日

豊田通商グループのエレクトロニクス商社、株式会社ネクスティ エレクトロニクス(代表取締役社長:青木 厚、本店:東京都港区、以下 ネクスティ エレクトロニクス)の子会社であるTOYOTA TSUSHO NEXTY ELECTRONICS INDIA PRIVATE LTD.(以下、NEIN) が、2019年11月25日、インド・ニューデリーに、電動2輪車、3輪車や家庭用エアコン向けモーター等の制御部分における、ハードウェア・ソフトウェアの仕様策定から評価、試験までを提供するテクノロジーセンターを設立しました。

設立の背景と目的

大気汚染が深刻化しているインドにおいて、車載市場では排気ガス規制や電動化自動車の購入免税など、車両の電動化を国策として推し進めています。コンシューマー市場では、家庭用エアコンのインバーター化による、省エネルギー対策が進められています。また、インド国内での内製化(Make in India)を進める動きが加速しているものの、車両の電動化やエアコンのインバーター化に重要なモーター制御に関するハードウェア・ソフトウェアの知識、技術が国内に蓄積されておらず、設備も整っておりません。

そこで、NEINはインド国内での内製化を目指す企業に対し、2輪車、3輪車の電動化や、エアコンのインバーターの鍵となるモーター制御の仕様策定から、ハードウェア及びソフトウェアの設計、開発、シミュレーション及び耐熱試験までの一連を提供するテクノロジーセンターをインドに設立しました。設計やソフトウェアの開発ツール及び測定や検査装置等の設備面も整え、更に、車載領域を中心に開発実績を積み重ね、ハードウェア・ソフトウェアにも成熟した技能を有する大手Tier1メーカー出身者をCTOに迎え、お客様の開発を総合的にサポートしていきます。今後は4輪車の電動化市場や、エレクトロニクス化が進む産業、医療、民生機器分野において、内製化を目指す企業に対しても、技術・開発サポートを行っていきます。

インド国内で開発を内製化することにより、メーカー各社の輸入にかかる関税を抑え、コスト競争力のある製品開発に寄与すると共に、インドにおけるビジネスの加速と社会課題解決に貢献していきます。

テクノロジーセンターの概要

名称
TOYOTA TSUSHO NEXTY ELECTRONICS INDIA PRIVATE LTD. TECHNOLOGY CENTER
所在地
Tower 1, HB Twin Tower, Netaji Subhash Place, Pitampura, New Delhi, 110034, India(NEIN内)
事業内容
・ハードウェア・ソフトウェア設計/開発及び顧客開発支援
・ハードウェア・ソフトウェア リファレンスデザイン設計及び販売 
・各種評価試験

リリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
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