インドで中・長距離バスアプリサービス「Shuttl(シャトル)」を展開する Super Highway Labs Pvt. Ltd. に出資
~MaaS事業による安全・快適な移動の普及と交通渋滞・大気汚染緩和への貢献を目指す~
- (旧)モビリティ
2019年11月25日
豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、インド・グルガオン市を拠点に6都市で中・長距離バスアプリサービス「Shuttl(シャトル)」を展開するスタートアップ企業、Super Highway Labs Pvt. Ltd.(以下、スーパーハイウェイラボ社)に、シリーズC資金調達ラウンドにおいて、未来創生ファンドとの共同によるリードインベスターとして出資しました。出資額は両者合計で1,800万米ドル、豊田通商としては600万米ドルになります。また、豊田通商は非常勤取締役1名を派遣します。
1.背景
インドでは、近年、都市部での交通渋滞や大気汚染が社会問題となっています。また、人々の通勤・通学などの「生活の足」である公共のバス交通では、中・長距離移動の不便さや治安の面での問題もあります。
このような環境下、バスサービスなどによる大量輸送の充実化は、自動車の交通量軽減に伴う交通渋滞緩和や排ガス抑制による大気汚染の緩和、治安の向上に寄与すると期待されています。
中・長距離バスアプリサービス「シャトル」は、モバイルアプリでバスルート、ピックアップ場所等を選択し、座席を事前予約するサービスです。モバイルアプリでの簡単な操作で、座席の確保と、エアコン付きのバスでの安全で快適な移動を提供します。2015年の事業開始以降、消費者のニーズに合ったサービス提供により成長を続け、現在はインドの6都市(デリー首都圏、コルカタ、ハイデラバード、プネー、ムンバイ、チェンナイ)でサービスを展開し、一日当たり2,000台以上のバスの運行および10万回の乗車回数を実現するまでに、事業を拡大しています。
2.出資の目的
豊田通商は「2022年3月期中期経営計画」において、「ネクストモビリティ戦略」を重点分野の一つとして、次世代モビリティ事業を推進しています。
豊田通商は、今回の出資により、都市部の交通渋滞や大気汚染の緩和に寄与するサービスである「シャトル」のさらなる普及を支援します。また、豊田通商が持つ事業ノウハウ、およびグローバルなネットワークを活用し、スーパーハイウェイラボ社と共に中・長距離バスアプリサービスをはじめとするMaaS事業の拡大を目指します。
スーパーハイウェイラボ社概要
会社名
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Super Highway Labs Pvt. Ltd. | |
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所在地
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インド・グルガオン市 | |
創業時期
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2015年 | |
代表者
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Co-Founder&CEO Amit Singh(アミット・シン) | |
事業内容
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中・長距離バスアプリサービス事業 | |
従業員数
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約350名(2019年3月時点) | |
シャトルURL
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https://ride.shuttl.com/ |
リリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
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