タイにおける使用済み自動車のリサイクル実証事業を受託
~環境に配慮した循環型社会を目指して~

豊田通商株式会社(以下「豊田通商」)は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が公募した「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」のテーマの一つとして「タイ王国で発生する使用済自動車の効率的かつ適正な資源循環システム構築」に対し、2019年6月12日に、NEDOより正式に受託しました。本実証事業は、NEDOとタイ工業省(MOI)、工業団地公社(IEAT)の間で2019年2月にMOUが締結されています。

1.背景

タイでは、2010年頃からの急激な自動車の販売台数増加に伴い、使用済自動車(ELV:End of Life Vehicle)の急増が予測されています。しかしELVを適正に処理するインフラが整備されていないため、フロンの大気放出による地球温暖化や廃油・廃液による土壌汚染・水質汚濁といった環境被害が懸念されています。また、タイでは日本の「自動車リサイクル法」のようなELVに特化した規制、許可に関する法制度が整備されておらず、本格的にELVが発生する前に、制度・技術の両面でELVを適正に処理するためのインフラ整備など、対策を講じることが大きな課題となっています。

2.実施内容

豊田通商は、以下の通り実証事業を行います。

<制度導入>
タイにおけるELVの適正処理に関する制度設計の検討

<技術導入>

①フロン回収などの有害廃棄物に対する環境に配慮した解体工程の確立
②日本より解体専用重機を導入し、解体作業効率の向上をはかる
③国内ではリサイクルできない有用金属を日本の技術で資源化することでELV1台当たりの付加価値を上げる

豊田通商は、環境配慮と経済効率性を両立させた資源循環システム構築を実証していきます。また「トヨタ環境チャレンジ2050」への活動をサポートしていきます。

各社の役割

豊田通商
実証事業の全体設計
Green Metals (Thailand) Co.,Ltd.
ELV解体モデル工場を設置し技術面での実証実施
TDEM※1 ・ TMT※2
タイでの自動車リサイクル制度構築サポート
トヨタ自動車
自動車リサイクル制度に関する助言
DOWAエコシステム
タイにおける廃棄物処理の助言

実施体制



※1 TDEM
Toyota Daihatsu Engineering & Manufacturing Co., Ltd.
※2 TMT
Toyota Motor Thailand

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