豊田通商株式会社（以下、豊田通商）は、100％子会社であるTT Techno Park Management Service India Pvt. Ltd. (以下、TPMS) およびTechno Park Poi Pet Pvt Co., Ltd. (以下、TPO) を通じて、インドおよびカンボジアの工業団地開発・運営会社と工業団地販売代理契約を締結しました。両国での工業団地販売代理事業は、豊田通商にとって初めての取り組みとなります。

豊田通商は、1998年より東南アジアを中心にレンタル工場の運営・管理をはじめ、現地進出時の会社設立支援や、給食・従業員の送迎サービス、財務・経理業務の代行などアドミニストレーションサービスを提供するテクノパーク事業を展開しています。TPMSは、チェンナイで2012年より、TPOは2015年よりポイペトで本事業を開始し、日系企業の海外進出を支援しています。特にTPOでは、人材雇用支援や通関業務などTPO独自のサービスも提供し、カンボジアの工業化、産業化に向けて支援を行っています。

１）インド
TPMSは工業団地開発・運営会社Sri City Private Limitedと、Sri City工業団地における販売代理契約を締結しました。
Sri City工業団地は自動車・自動車部品のメーカーが集まるチェンナイ市から北西約70kmに位置し、南インドの主要港であるチェンナイ港、カトゥパリ港、カマラジャ港は約80km圏内にあります。また、安定した電力供給・給排水などインフラ設備も整っているため、今後も国内外問わず多くの企業進出が見込まれます。

２）カンボジア
TPOは工業団地開発・運営会社Poi Pet　PPSEZ Co., Ltd.と、Poi Pet PPSEZ工業団地における販売代理契約を締結しました。
Poi Pet PPSEZ工業団地は、メコン地域を横断する南部経済回廊※上に位置します。バンコク中心部から約230km/約4時間、タイ国境からは約8kmの距離にあり、「タイプラスワン」の生産拠点としても注目されています。さらに、カンボジアは高い経済成長率を維持しており、労働人口の増加も予想されています。

インドおよびカンボジアにおける工業団地販売代理事業開始により、両国への進出を検討されるお客様の事業規模・ニーズにあわせ、テクノパーク事業エリアに加えて、自社の工場建設時における工業団地内敷地のご提案が可能となります。
なお、豊田通商は、タイにおいてもTT Techno-Park Co., Ltd. を通じて工業団地販売代理事業を展開しております。当社は、今後も日本のものづくり企業の海外進出を支援し、南・東南アジア諸国の産業発展に貢献していきます。

※南部経済回廊 ： ミャンマーのダウェーから、タイのバンコク、カンボジアのポイペト/プノンペン、ベトナムのホーチミンまでを結ぶ交通インフラ網

【本件の販売代理店契約および工業団地の概要】

【タイにおける代理店契約先工業団地】

【 TT Techno Park Management Services（TPMS)　概要】

【Techno Park Poi Pet(TPO) 概要】　　

【TT Techno-Park. (TTTP) 概要】