モデルベース開発技術を有する東海ソフト株式会社に出資
~ソフトウエア開発技術の強化~
- (旧)化学品・エレクトロニクス
2018年07月20日
株式会社ネクスティ エレクトロニクス(代表取締役社長:青木 厚、本店:東京都港区、以下 ネクスティ エレクトロニクス)は、このたび、オートモーティブ社会における車載ソフトウェア領域の開発強化を目的に、東海ソフト株式会社(代表取締役社長 伊藤秀和、本社:愛知県名古屋市西区、以下東海ソフト)へ出資いたしました。
自動運転関連のモデルベース開発技術*などを有する東海ソフトへ出資することにより、ソフト開発力を強化し、次世代オートモーティブ社会の実現に向け加速していきます。
記
【背景】
近年、自動車機能の高度化に伴い、安全制御、セキュリティ、環境対応、快適な車内を実現するための制御など、ソフトウェアに求められる役割が高まっています。中でも、自動運転におけるソフトウェア開発力の重要度は非常に高まっており、日系自動車メーカーや欧米系車載関連企業によるソフトウェア企業への出資・買収など資本業務連携が加速しています。また、高度な技術力だけでなく機能安全、品質向上および短期開発への対応といった開発支援も重要となっていきます。
【本出資の目的】
ネクスティ エレクトロニクスは、豊田通商グループにおけるエレクトロニクス事業の中核企業として2004年に本格的に車載ソフトウエア事業に参入しました。大規模オフショア拠点設立、および拠点でのソフトウエア開発を通じ、プロジェクトマネジメント力の強化や深く広い顧客ネットワークを構築してきました。
東海ソフトは、ファクトリーオートメーションや組込みソフト開発など、ネットワークインフラの技術を 中心に、システムをトータルに構築する技術を持つワンストップソリューションを提供する企業として、お客様の業務を支えています。さらに、車載分野においてはモデルベース開発やC言語を用いた先行・量産開発で豊富な実績を有しています。
本出資を通じて、ネクスティ エレクトロニクスは車載ソフトウェアにおける先進安全、情報コネクテッド分野の強化を図るとともに、東海ソフトが注力している車載市場の事業基盤強化を支援していきます。また、次世代オートモーティブ社会の実現に向けて、モデルベース開発における開発管理や次世代車載システムの開発・検証、それらに関連する開発技術力の向上および開発期間の短縮を目指していきます。
【東海ソフト株式会社】
商号
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東海ソフト株式会社 |
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所在地
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愛知県名古屋市西区新道二丁目15番1号 |
代表者
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代表取締役社長 伊藤 秀和 |
事業内容
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組込み分野では車載・産機、IT分野では製造・金融・公共を主軸とするソフトウェア開発事業 |
資本金
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2億2,115万円 |
設立年月日
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1970年5月30日 |
【株式会社 ネクスティ エレクトロニクスの概要】
商号
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株式会社 ネクスティ エレクトロニクス |
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所在地
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東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル |
代表者
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代表取締役社長 青木 厚 |
事業内容
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半導体・エレクトロニクス製品販売 組み込みソフト開発 自社製品開発等 |
資本金
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52億8,400万円(豊田通商株式会社100%) |
設立年月日
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2017年4月1日 |
*モデルベース開発とは、仕様書に書かれた機能(制御ロジック)を数式とブロック線図でビジュアル化し、機能ごとにシミュレーションすることで、開発プロセスを加速する開発手法です。
リリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。