カンボジア・ポイペトのテクノパーク事業 開所式を実施
~南部経済回廊の要衝となるポイペトでモノづくりを支援~

  • グローバル部品・ロジスティクス

2017年12月08日

豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:加留部 淳、以下:豊田通商)が100%出資するカンボジア王国ポイペト市のレンタル工場運営会社Techno Park Poi Pet Pvt Co., Ltd.(以下:テクノパークポイペト)は、SANCO経済特区工業団地の同社敷地内で本日、開所式を執り行いました。

2016年9月に営業開始以降、計5社が進出し、各社の操業開始の目途が立ったことを踏まえ行われた開所式では、カンボジアのソクチェンダ大臣をはじめとした政府関係者、地元高校生などを招待し、行われました。

カンボジアは年7%前後の高い経済成長率を維持していることや、今後も労働人口が増加していくことが予想されており、今後、日系企業を中心に労働集約型製造業などの進出が期待されています。その中、テクノパークポイペトが位置するポイぺト市はメコン地域を横断する南部経済回廊(※)上で、タイ国境近くに位置し、バンコク中心部から約230km/約4時間で到着するため、「タイプラスワン」の生産拠点としても注目されている地域です。

また、通常のテクノパーク事業の共用サービスとは別に、以下3つのサービスを独自に提供しています。
①人材派遣(農業従事者に対し、製造業従事者としての基礎教育を実施し、進出企業へ派遣)
②通関業務、
③受託加工(工程の一部、労働集約型工程作業などを代行)

進出企業がモノづくりに専念できる環境整備を通じて、企業の海外進出時における初期投資および海外進出リスクの軽減をすることで、進出企業のコスト削減に貢献します。

■豊田通商のテクノパーク事業

「テクノパーク・ポイぺトの外観」

世界4カ国7カ所で展開
 インド(バンガロール2カ所、チェンナイ、グジャラート)
 タイ(イースタンシーボード)
 インドネシア(カラワン)
 カンボジア(ポイぺト)

(※)南部経済回廊 :
 ミャンマーのダウェーから、タイのバンコク、カンボジアのポイペト/プノンペン、ベトナムのホーチミンまで結ぶ交通インフラ網。

参考資料

■Techno Park Poi Pet Pvt Co., Ltd.概要

正式名称
Techno Park Poi Pet Pvt Co., Ltd.
(テクノパーク・ポイペト)
代表者
社長 龍田貴行(豊田通商プノンペン駐在員事務所所長 兼務)
所在地
カンボジア バンティミエンチェイ州 ポイペト市(SANCO経済特区)
(タイ・バンコクより東へ約230㎞、南部経済回廊沿い)
建屋面積
7,200㎡
事業内容
① 工場賃貸(事務所含む)
② 通関業務/受託加工
③ 給食提供および総務/経理/財務/人事総務/人材派遣などの事務系業務の代行
設立時期
2015年5月
資本金 US$3.01百万(約3億円)
出資構成 豊田通商 100%

リリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。