株式会社デンソー（本社：愛知県刈谷市、社長：有馬浩二、以下、デンソー）と豊田通商株式会社（本社：愛知県名古屋市、社長：加留部 淳、以下、豊田通商）は、このたび両社が出資する株式会社ＴＤモバイル（本社：東京都港区、社長：伊神幸治、以下、ＴＤモバイル）の出資比率を2017年6月のTDモバイルの株主総会後、変更することに合意しました。
デンソーの出資比率は49％から51％に、豊田通商の出資比率は51％から49％になります。

ＴＤモバイルは2009年4月に、デンソーと豊田通商の各々の子会社が行っていた携帯電話販売事業を分離、統合して設立した会社です。設立以来、携帯電話キャリアのショップ運営や法人向けの携帯電話ソリューションの事業展開を行ってまいりました。

このたび、今後のモバイル市場の拡大に対応するために、デンソーと豊田通商は、総合自動車部品メーカーであるデンソーの自動車市場で培った高度な技術力・モノづくり力をベースとした製品開発力を生かし、モバイル関連製品・サービスを立ち上げ、事業の拡大を図ることを合意しました。具体的には、車両運行管理システムに代表されるテレマティクス製品や、独自に開発した地域コミュニティ向け情報配信システムなどの新しい情報提供サービスを計画しています。
こうした製品・サービスを、既存のデンソー販売チャネルと連携しながら、ＴＤモバイルのチャネルや法人営業部隊を利用し販売することによる、より一層の事業拡大を狙い、出資比率を変更します。

また従来通り、価格やサービス面でますます多様化するお客様のニーズに対応すべく、ＴＤモバイルのショップ経営を強力に支援してまいります。

デンソーと豊田通商は、ＴＤモバイルを中核として、これまでの既存のモバイル事業及びモバイル市場への新ビジネスを、積極的に拡大していく方針です。