豊田通商 CSR Report 2013 15/48

豊田通商 CSR Report 2013
15/48

 現地事業会社では2010年のパイロットプラント建設時から、近隣のオラロスチコ村の住民を雇用するとともに、パソコン利用などの教育支援を提供してきました。また、当社は周辺集落の水資源についての環境アセスメントを実施し、日本の先端技術での水質浄化を提案するなど、現地住民の生活環境の向上に寄与しています。このほか、地元・フフイ州の政府鉱業公社JEMSEからも開発事業会社への出資を8.5%受け入れ、地元経済と共存共栄の関係を築いています。官民の共同事業で地域経済に貢献 塩湖の水からリチウムを精製する生産方法は、鉱石を粉砕して成分を抽出する方法よりも生産工程が少ない分、低コストで済みます。しかも、今回採用する生産プロセスは二次精製工程を備えており、イオン交換樹脂によってさらに純度の高い精製物が製造できます。また、副生物のカリウムから肥料を製造したり、環境への負荷を最小化するために、かん水を濃縮する際発生する塩類をポンド内に留め、事業終了後にそのまま埋設する計画としており、この点もこのプロジェクトが現地社会に受け入れられる大きな理由となっています。 本格的な生産開始は、2014年後半を予定。現在の日本国内需要の総量に相当する年間17,500トンのリチウムを生産していきます。 進化し続けるモバイル機器へ、そして期待の高まる次世代自動車へ。当社は世界で有数のリチウムサプライヤーの一角を占める存在として、高品質・低コストのリチウムイオン電池の普及を促します。起工式の様子▼▼ 当社はオラロス塩湖の探査権を2006年6月に獲得後、2011年4月に最終フィジビリティスタディを完了し、パートナー会社の豊田通商やJEMSEとともに、20年の歴史で初の大々的なリチウム資源開発案件を手がけることになりました。当プロジェクトは、地元住民から大きな理解と全面的な支持を受けており、従業員もその8割以上が地元住民です。また、当社は高いCSR基準が評価され、2012年にアルゼンチンにて最優秀鉱山企業に選ばれました。 次世代エコカー(HEV,PHV,EV)に欠かせないリチウムのマーケット動向の把握、需要家への販売チャンネル構築において、豊田通商が全世界のネットワークを生かし、マーケティング戦略で積極的に日本政府との連携を図っている点などを大変高く評価しています。豊田通商が引き続き、当社の生産物をリチウムのバリューチェーンへ供給してくれるパートナーとして活躍することを大きく期待しています。ステークホルダーの声世界的なネットワークを生かした、豊田通商のマーケティングに期待していますアルゼンチンアルゼンチンアルゼンチンオラロス塩湖 オラロス塩湖 ★オラロス塩湖 ★建設中の石灰工場のタンクかん水生産井戸の掘削工事Managing Director Orocobre Ltd.RichardP. Seville氏1414

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