豊田通商株式会社 CSRレポート2012 26/48

豊田通商株式会社 CSRレポート2012
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安全への取り組み 豊田通商では、国内外の事業拠点に対し、経営トップや事業本部のトップが自ら安全を点検する「工場巡視」を実施しています。さらに管理体制や安全衛生委員会の活動状況、年間活動計画の推進状況など10項目を審査する「工場安全診断」や、災害を未然に防止するための「リスクアセスメント」を実施しています。これらの結果をもとに、課題の抽出と対策の実施を進めています。 2011年度は、経営トップ層による工場巡視を日本、タイ、マレーシア、インドネシア、中国、アメリカの6地域で実施。工場安全診断はグループ会社(国内39社、海外55社)において実施し、安全管理や現場での安全指導を徹底しました。また、これらグループ会社における災害の未然防止活動として、各社の危険源を抽出し対策を検討するリスクアセスメントも実施しました。経営層による「工場巡視」などを通じて、課題の抽出と対策の実施を進めています。豊田通商仕入先 約550社の仕入先様のご協力のもと、「安全衛生協力会」を組織し、災害防止に取り組んでいただいています。 仕入先様は「工事」と「納品」の2業種に分かれ、それぞれ年4回、大会・研修会を開催し、安全管理や不具合指摘の傾向を共有しています。大会・研修会では、金属、機械・エネルギー・プラントプロジェクト、グローバル生産部品・ロジスティクス、化学品・エレクトロニクス、生活産業・資材の5本部の役員・部長が出席し、安全推進メンバーが事務局を務めます。 2011年度は、「工事」関連の仕入先様では「ロックアウト※」を、「納品」関連取引先様では「油漏対策」をテーマに勉強会を実施し、安全管理の向上に取り組みました。約550社の仕入先様による「安全衛生協力会」が、安全管理の向上に取り組んでいます。工場操業をともなう国内グループ会社の休業度数率※(2011年度)金属系エネルギー系その他対象社数在籍人数度数率13社1,117名0.445社601名015社2,918名0.39休業度数率= ×1,000,000労働災害による死傷者数のべ実労働時間※ 休業度数率:災害発生の頻度を表す指標。100万のべ実労働時間あたりの労働災害による死傷者数で算出する。※ ロックアウト:身体全体を機械設備内に入れて作業する時に、錠を使用して機械設備の停止状態を維持し、他人の誤操作を防止すること 工事が付帯する投資事業のうち、出資率が50%以上のものについては、計画段階から工事施工サイクルを監査し、安全管理体制を構築しているかを確認しています。 無事故・無災害で工事を完了するために、安全・環境推進部安全推進室は、5つの安全施工サイクルが順調に機能するよう、発注者としての「安全配慮義務」を果たすように努めています。投資事業の安全審査を計画段階で実施しています。投資先 化学品・エレクトロニクス本部では、タイ、インドネシアの2ヵ所に溶剤原料タンクを所有し、タンクオペレーション事業を行っています。こうした事業では、爆発や火災などの危険性を持つ化学品を取り扱うため、万が一にも事故を起こさないよう、体系的な管理システムのもと、設備のメンテナンスを実施しています。溶剤原料タンクの管理に体系的なシステムを導入しています。化学品・エレクトロニクス本部の取り組み研修 安全管理の原点は「人づくり」であるとの考えにもとづき、グループ社員はもちろん、階層別の安全研修を充実させるとともに、安全教育の講師も社内で養成しています。安全教育主な研修と受講者数(2011年度)研修内容対象者受講者数新入社員教育安全管理者選任時研修海外赴任前研修工事責任者研修作業責任者研修高所作業者教育感電防止教育トップ層研修新入社員中堅社員・管理職各担当者(グループ会社・仕入先様を含む)経営者210名165名68名121名715名254名244名450名仕入先様をも対象とした安全教育を実施しています。 各営業本部で安全活動を主導しているゼロ災推進メンバーに対しては、「安全管理者選任時研修」を義務づけ、安全に対する意識向上に努めています。2011年度のこの研修の受講者は165名で、累計では917名に上っています。また、新入社員、中堅社員、管理職、経営者のそれぞれに、階層別の安全研修を実施しているほか、仕入先にも安全教育の対象を拡大しています。 これら安全教育にあたっては、豊田通商グループの事情を理解し、現場に即した対応ができるよう、講師を社内で育成。厚生労働省が認定する安全衛生教育の講師資格「RSTトレーナー」や、トヨタグループの職長教育講師資格「全豊田作業責任者専門講師」の資格を持つ社員が指導にあたっています。 さらに、現場でのさまざまな安全教育をDVDにまとめ、高所作業や玉掛作業、感電防止を取り上げた「工事」、固縛作業やクレーン作業についての「納品」、作業時に異常が発生した際の対応を示した「生産」、そして「管理」の全4巻を作成。国内外の事業体約337社に配布し、安全確保の取り組みを世界規模に拡大しています。 危険への感受性を高めてもらうことを目的に、2009年度、豊田スチールセンター危険への感受性を高めるために「安全体感道場」を設置しています。安全体感道場635名25

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