サプライチェーン

豊田通商グループ サプライチェーンCSR行動指針

豊田通商グループは、グローバルに多様なバリューチェーンを構築しており、それぞれの地域において、サプライチェーン全体がサステナブルであるために、人権、労働環境、自然環境に配慮したサステナビリティ・CSRを推進していくことが必要であると考えます。
2012年にはサステナビリティ・CSRについてサプライヤーと共通認識を持ち、取り組みにおいて協調し、互いの持続可能な成長を実現するために、「サプライチェーンCSR行動指針」を制定しました。さらに、近年の人権や環境への問題意識のさらなる高まりや当社グループにおけるCSRマテリアリティの特定を受け、サプライヤーの皆さまとの共通認識をより明確にするため、2019年1月に同行動指針の改定を実施しました。
当社では全社員が購買に携わる可能性があるため、全社員を対象にe-learningを実施しています。2019年はサプライチェーン全体での環境や人権への配慮についての社員の意識向上のため、本改定を受けて、サプライチェーンマネジメントに関するe-learningを全社員向けに実施し、単体社員3,000名以上が受講しました。2020年度は当社の人権方針及び人権尊重に関する内容も含めたサステナビリティ全体のe-learningを行い、単体社員3,100名以上が受講しました。

豊田通商グループサプライチェーンCSR行動指針
1.人権の尊重
  • 従業員の人権を尊重し、虐待、体罰、ハラスメント等の非人道的な扱いを行わない。
2.強制労働・児童労働・不当な低賃金労働の防止
  • 強制的な労働を禁止し、すべての労働は自発的であり、従業員が自由に離職できる権利を保証する。
  • 各国・地域の法令が定める雇用最低年齢に満たない児童の労働を認めない。
  • 各国・地域の法令が定める最低賃金、労働時間等を遵守し、不当な賃金減額を行わない。
3.差別の撤廃
  • あらゆる雇用の場面において、性別、年齢、国籍、人種、皮膚の色、民族、宗教、性的指向、政治的見解等を理由とした差別を行わない。
4.労働環境の整備
  • 従業員の安全と健康の確保を最優先とし、安全で衛生的かつ健康的な労働環境の提供に努める。
5.公正な取引および腐敗防止の徹底
  • 関係法令および国際的なルールを遵守し、公正な取引および腐敗防止を徹底する。
6.品質・安全性の確保
  • 商品やサービスの品質・安全性を確保する。
7.地球環境への配慮
  • 生物多様性の保全に配慮した調達を行う。
  • 温室効果ガスの排出量削減を推進し、気候変動へ配慮する。
  • 各国・地域の法令を遵守し、廃棄物を適正に処理するとともに、廃棄物の削減に取り組む。
  • 資源、エネルギー、水の有効利用および大気、水、土壌等の汚染防止などに配慮する。
  • 森林保全に配慮し、森林資源の持続的可能な形での利用を目指す。
8.地域コミュニティへの貢献
  • 地域社会の権利と生活を守るとともに、地域コミュニティの一員として地域に貢献する。
9.情報開示
  • 上記に関する情報の適時・適切な開示を行う。

サプライチェーンCSR行動指針(英語版)[PDF形式:48KB]

サプライチェーンCSR行動指針(中国語版)[PDF形式:230KB]

サプライチェーンCSR調査

世界中に広がるサプライチェーンを構築する豊田通商グループでは、サプライチェーン全体における人権、労働安全衛生、環境などのリスクに配慮した事業活動を推進していくため、豊田通商グループサプライチェーンCSR行動指針を日本語・英語・中国語に翻訳し、多言語対応を行い、取引先と共有するとともに、サプライチェーン・マネジメントの一環として、アンケート調査や訪問調査を行っています。
サプライヤーの皆様において、当社行動指針の内容に関して違反のあった場合は現状及び原因を把握し、是正勧告や解決策の提示を行うなど、引き続き理解と遵守をお願いしていきます。
当社では購買に係わる社員がe-learningなどでサプライチェーン・マネジネントの重要性を学んだ上で、2020年には一定額以上の継続的な取引のある全世界のお取引先さまへ、営業担当者から当社の「サプライチェーンCSR行動指針」を送付もしくは直接ご訪問し、口頭説明の上、同方針への賛同を呼び掛け、ご理解とご協力を求めています。今年度は約1,100社のお取引先さまからご回答をいただきました。
また当社は、開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組みとして、フェアトレードの認証コットンを使用したユニフォーム供給に取り組んでおります。
2015年5月に環境への影響に配慮した持続可能なパーム油の調達を目的とするRSPO「持続可能なパーム油のための円卓会議」に加盟し、会合や説明会に参加するなどサプライチェーン全体でのサステナビリティ・CSRの普及を推進しています。

当社事業におけるサプライチェーンCSR上のリスクがある事業分野および国・地域の特定。

豊田通商サプライチェーンCSR行動指針に基づいてアンケート調査を実施。

アンケート調査を実施したサプライヤーの中から数社を訪問、人権、労働安全衛生面を中心に現地確認。

アンケートおよび訪問調査の結果を確認

行動指針に違反するサプライヤーには、理解と遵守を求め、サプライチェーンCSRを共に向上していく。

サプライチェーンCSR調査レポート

人権懸念国に所在し、かつ労働者の人権リスクが高いといわれるアパレル産業と食品産業のサプライヤーを中心にアンケート調査を行い、必要に応じ現地調査を行っています。2015年度はアパレル事業のサプライヤーから対象企業を抽出し、アンケート調査を実施しました。食品事業に関しては新規サプライヤーとの取引開始時に当社のサプライチェーンCSR行動指針に基づいたチェックを継続して実施しています。2015年度の調査ではいずれも問題は見つかりませんでした。

●2015年1月 現地調査レポート
中国の南通世普服飾有限公司の繊維工場において、ブラウス・パンツ・コート・ジャケットなどの生産過程で、人事・安全衛生・品質管理・環境面への配慮が十分に行われていることを確認しました。

人権

採用の際にIDで年齢を確認して18歳以上を雇用するなど、人事担当者が法令遵守に努めていることや、産休や時短勤務の制度もあり、従業員のワークライフバランスにも配慮していることが確認できました。

安全

裁断機を使用する際に、ケガ防止のため金属手袋の装着が義務付けられ、従業員の安全に配慮していました。また、品質管理では、不良品が出た場合は製品を回収し、品質会議を開催して原因特定の上、顧客に報告しています。

環境

オフィスや工場内はきれいに清掃され、倉庫内も整理整頓が行き届いていました。型紙や裁断から出る紙や生地の切れ端はリサイクルに使用されるなど、環境面でも取り組みを実施しています。