ブックタイトル豊田通商70周年史

ページ
93/432

このページは 豊田通商70周年史 の電子ブックに掲載されている93ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

豊田通商70周年史

間の有給休暇を与える特別休暇やセカンドライフ年金制度を含むライフプラン制度を導入した。1996年より目標登録制度を開始し、1999年からは理事格・部長格に対する年俸制を導入した。3人材開発プログラムの再構築1997(平成9)年にスタートした中期経営計画を受け、主体的に新事業を創造していける人材を育成するため、能力開発プログラムの再構築を図った。意欲・やる気のある社員に対し、自己創造の機会を提供・支援し、情報・知識・ノウハウを共有することで実際のビジネスの現場で結果を出す、あるいは変革に結びつけることを狙ったものであった。従来の階層別・一律的社員教育からの転換であり、選抜式による社外マネジメントスクールへの派遣や自主参加による戦略策定研修、営業力・組織力強化研修、マーケティング研修などを実施した。1985(昭和60)年から始まっていた語学研修生制度は中国語に加え、ロシア語、スペイン語も対象とし、1990年以降はフランス語とドイツ語でも留学生を派遣した。天津への留学生4情報システムの整備1989(平成元)年、それまで運用してきたTRADES(ToyotsuRevolutional Advanced Enterprise System/豊通総合情報システム)をベースに1システムの再構築、2戦略情報システムの推進、3情報基盤の3点を整備し、TRADESⅡへのバージョンアップを図った。1993年から事務処理やシステムの再評価と改善を目的に「REACT21」の3カ年計画をスタートさせ、1994年に事務改善グループ(NJSG)によるシステム改善を行い、基本計上システム・基本輸入システムの構築を図った。1990年代半ば、Windows95に代表される情報技術の発展とインターネットの普及が進むと、それに対応するため「新情報基盤3か年計画」を策定し、インターネットを活用した国内外をつなぐ情報ネットワークの構築を進めた。1996年には電子メールサービス、1997年には掲示板サービスを開始した。こうしたネットワーク基盤を生かし、電子商取引やネットワーク経営の強化、意思決定の迅速化を目指した。豊通テレコム取り扱い商品豊通テレコムコンサルティング業務5改善活動の展開1980年代後半から取り組まれていた業務改善は1990年代以降も継続的に実施された。その中で全社的な活動として広がったのが、1992(平成4)年1月に車両第一部、同年6月に人事部でスタートしたNJS(ニュー事務沿革編91