ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

第2部総合企業への脱皮1989?1999高度経済成長から低成長、安定成長へ突入したわが国経済は、1980年代後半から活況を呈し、後に「バブル」と呼ばれる異常なまでの経済現象を生み出した。しかし、1990年ごろを境にわが国経済は一気に悪化し、「失われた10年」と呼ばれた長期の低迷が続いた。当社も混迷する経済情勢に苦しんだが、21世紀を視野に入れた経営計画のもと、多角的な事業展開を進め、新規事業の開拓および海外事業の拡大を図っていった。ネットワーク経営の強化により、国内では関連会社の設立と事業拡大、海外ではアジアをはじめオセアニア、欧州、米州、アフリカでそれぞれ事業拡大を目指し、新興国での事業展開も進めた。1995(平成7)年の金融不安、1998年のアジア通貨危機など幾度もの危機が続き、またITの発達による“商社不要論”がささやかれる中、次の飛躍に向けた助走を始めた、ほぼ10年の歩みを追う。沿革編83