ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

所や岡崎国立共同研究機構、ファインセラミックセンターとの連携強化によって開発機能を高めることとした。この中期計画を推進中だった1982年7月、トヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売が合併して新生トヨタ自動車が誕生し、海外戦略が一層加速したことで、当社の役割はさらに高まることになった。アタック21世界へ飛躍(1986年1月)トヨタ自動車工業・販売合弁1986年、当社は新たなスローガンとして「アタック21世界への飛躍」を掲げ、1988年度の売上げ目標を2兆円に設定した。前年の1985年のプラザ合意により円高が急激に進み、円高不況に苦しんでいた時期であったが、1国内取引の強化充実2国際化への対応3新商品・新分野の開拓4体質の改善の4方針のもと新たな飛躍をめざした。3業務改革活動の推進中期経営計画のもと、企業体質強化に向けた業務改革活動をスタートさせた。最初の取り組みとなったのが、1980(昭和55)年7月から始まった当社初の全社運動であったTS運動であった。Tは豐田通商、Sは整理・整頓・節約・清潔およびSaving・Safety・Speedy・Smart・Sweepの頭文字から取ったもので、1983年3月まで実施した。経費の有効利用・節減と事務の合理化を狙いとし、TS運動推進委員会と7専門分科会のもとで展開された。それを引き継ぐかたちで1983年7月、TQC(全社的品質管理)活動をスタートさせた。QC実行委員会に続いて機能別委員会(後の機能別役員会)を設置し、社内研修によるQC教育の徹底を図った。1984年にかけて各部QC相談会・部研修会・部次長研修会を実施し、1985年以降は階層別教育の充実に努め、全階層に対してQC教育体系を完成させ、マニュアTQC活動78