ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

ントラルマニュファクチャリング社(Central Manufacturing Co.)を設立し、ホイール生産を支援した。1988年5月、トヨタ自動車向け内装品の生産をするため、荒川車体工業と協力し、現地との合弁会社トリムマスターズ社(Trim Masters Inc.)を設立した。また、1988年5月、当社とトヨタツウショウアメリカ社はトヨタモーターマニュファクチャリング社から土地を借り受け、ジョージタウンサービスセンター(Georgetown Service Center)を開設し、鋼板、機械設備、副資材などを扱った。その後、鋼板加工工場、倉庫、副資材センター、オフィスを増設した。カナダでは1987年5月、トヨタモーターマニュファクチャリングカナダ社に応じて、トロント駐在員事務所を開設(1988年5月にケンブリッジに移転し、オンタリオ駐在員事務所に改称)した。TTAIニューヨーク中南米1964(昭和39)年に設立していたトヨダブラジル社は電動工具の日本からの輸入やブラジル産の食品・果実類の日本への輸出を行っていたが、インフレや政情不安、外貨事情が重なり、完成品の輸入が禁止されたこともあり、業績が悪化していた。こうした中で当社は1973年11月に豊田工機の現地合弁会社トヨダコウキドブラジル社、1974年7月に麻原料の加工輸出を目的とするインペリアル繊維商工社に資本参加した。なお、当社が組み立てていたマキタ電動工具は当社とトヨダブラジル社、マキタ電機製作所の3社が1981年に設立した合弁会社マキタブラジル社(Makita doBrasil Ferramentas Electricas Ltda.)に移管された。1970年7月、当社がトヨタ車を輸出した最初の国であるドミニカ共和国の首都サントドミンゴに駐在員事務所を開設した。現地のデルタコメルシア社と代理店契約を締結し、トヨタ車の拡販を進めた。1974年9月に同社と折半出資で当社初の海外ローン専門会社となるクレディトスイコブランサス社(Creditos Y Cobranzas,S.A.)を設立した。1979年6月、NTN東洋ベアリング(現NTN)、辻グループとの共同出資により、NTNロダミエントスアルゼンチン社(NTN Rodamientos(Argentina)S.A.)を設立した。その後、出資比率を高め、トヨダNTNアルゼンチン社(Toyoda NTN(Argentina)S.A.)に改組した。一方、1987年6月には辻グループと共同で辻保険サービス社(Tsuji Insurance Brokers de Seguros S.A.)を設立した。サントドミンゴ事務所欧州当社が欧州で足場を築いたのは1962(昭和37)年であった。同年9月、ベルギーの首都ブリュッセルに駐在員事務所を開設した。同国のピノクパックスミシン工場にアイシン精機の組立部品を供給するためで、マキタ1980年頃のトヨダツウショウヨーロッパ社沿革編73