ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

フィリピン1974(昭和49)年3月、日本陶器(現ノリタケカンパニーリミテッド)と現地のマリワサグループとの3社合弁でマリワサ陶器社を設立し、現地工場を建設して高級ディナーセットなどの製造・販売を開始した。香港1966(昭和41)年9月に達誠三洋電機(Tatt Sing Sanyo Electric Co.,Ltd.)を設立した後、1971年6月にはトヨダホンコン社(Toyoda(Hong Kong)Co.,Ltd./1987年にトヨタツウショウホンコン社に変更)を設立し、トヨタ車の拡販に取り組んだ。中国1979(昭和54)年9月、北京に連絡事務所を設置し、中国事業に着手した。1980年1月、連絡事務所を駐在員事務所に昇格させ、オイルコークスや綿布、綿糸とのバーター取引によるトヨタ車の輸出を開始した。1984年3月トヨダホンコン社にはダイハツ、天津汽車工業公司、当社の3社でハイゼットの製造技術提携契約に調印し、日中間初の自動車製造技術提携の実現に貢献した。駐在員事務所の開設も進め、北京に続いて1984年8月に天津、1985年9月に大連、1989(平成元)年2月に瀋陽に設置した。また、トヨタ車のアフターサービスと純正部品の販売を目的とした合弁会社である哈? ?豊田汽車維修販務公司(協力サービスステーション)を設立し、1988年9月に南京香港長江有限公司と合弁で中国全土での協力サービスステーションを設置した。1989年4月には上海トラクター公司、小糸製作所、当社の3社合弁で上海小糸車灯有限公司を設立し、自動車ランプの製造を開始した。TTAIマシントゥール1960年頃のトヨダニューヨーク社北米現地法人のトヨダニューヨーク社は1968(昭和43)年10月にシカゴ支店、1969年12月にロサンゼルス支店を開設したほか、同年12月に工作機械部を分離独立させ、ニューヨークにショールームとオフィス、デポ機能を持ったマシントゥール部門(Machine Tool Division)を開設した。豊田工機をはじめとする日系工作機械メーカーの販売代理店として工作機械の拡販に取り組んだが、その後、同部門はシカゴ支店に組み込まれた。トヨダニューヨーク社は1973年8月、トヨダアメリカ社に変更し、1987年10月にトヨタツウショウアメリカ社(Toyota Tsusho America Inc.)となった。1986年1月、トヨダアメリカ社はケンタッキー州にケンタッキー駐在員事務所を開設し、トヨタ自動車が米国で進めていた現地工場建設に協力した。さらに同年9月、トヨダアメリカ社は中央精機、現地法人と合弁でセ72