ブックタイトル豊田通商70周年史

ページ
73/432

このページは 豊田通商70周年史 の電子ブックに掲載されている73ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

豊田通商70周年史

ユニバーサルエレクトリック社に社名変更した後、当社の出資比率を高めた。1972年12月にタイテキスタイル社に資本参加し、当社初の現地紡績会社への経営参加を果たした。一方、トヨタ自動車がCKDによる生産を開始した自動車事業では1977年2月、トヨダタイランド社が現地のサイアムスティール社と鋼板加工に関する技術援助契約を締結した。この鋼板加工は自動車にとどまらず、三洋電機などの家電業界にも納入され、1985年9月、サイアムスティール社と合弁でサイアムスティールサービスセンター社(Siam Steel Service Center)を設立した。自動車、鋼板、アパレルなどの各分野で、合弁会社の設立や素材の供給、製品の加工、対日輸出、三国間貿易など多様な業務を進めた。マレーシア・シンガポール1970(昭和45)年7月、マレーシアの首都クアラルンプールにトヨダマレーシア社(Toyoda(Malaysia)Sdn.Bhd)を設立し、トヨタ車販売代理店との調整、各種機械・金属製品の輸入、錫・木材の輸入などを主業務とした。1975年7月、トヨダシンガポール社(Toyoda(Singapore)Pte.Ltd.、現Toyota Tsusho Asia Pacific Pte. Ltd.)を設立し、急増していた三国間貿易、スイッチ取引、金融業務に従事した。さらに1982年10月、トヨタ自動車が設立した合弁会社スジャティモーター社(現UMWトヨタモーター社)に対し、現地法人トヨダマレーシア社とともに資本参加した。インドネシア1972(昭和47)年12月に日本電池(現ジーエス・ユアサ)と現地のマルティインベストメント社(P.T.Multi Investment Sltd.)およびアストラインターナショナル社(Astra International)との4社共同でP.T.GSバッテリー社(P.T.GSBattery Inc.)を設立し、自動車・二輪車専用バッテリーの現地生産を開始した。1975年5月、日本電装(現デンソー)が現地のアストラグループと合弁で設立したニッポンデンソーインドネシア社(P.T. Nippon Denso IndonesiaInc.)に資本参加し、エアコンのラジエーター、プラグなど組み立て生産を支援した。また、1976年2月には萱場工業(現KYB)がアストラグループと合弁でカヤバインドネシア社(P.T. Kayaba Indonesia)を設立し、当社も資本参加した。さらに1983年5月、三菱商事と協力して、合弁でスチールセンターインドネシア社(P.T. Steel Center Indonesia)を設立し、鋼板生産に乗り出した。沿革編71