ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

を担った。このストックダム機能を発揮しながら、需要側と供給側の間を調整するには全国各地で流通基地と国内拠点の整備をする必要があった。1968(昭和43)年5月、日本鋼管福山製鉄所の完成に合わせて金属部福山出張所を開設し、すでに開設されていた新日本製鐵(現新日鉄住金)の広畑、八幡、知多各製鉄所と同じく、鋼材・資材のデリバリー機能を担った。豐通ビル刈谷九州営業所1969年4月、資材のデリバリーや損害保険、生命保険業務を行う豊田出張所を開設した。その後、機械、自動車部品、化成品、総務部門を加え、1976年4月に豐通ビル豊田を完成させて移転し、1978年7月には豊田支店とした。また、1975年4月には刈谷出張所を開設し、1977年4月に豐通ビル刈谷を建設し、移転した。全国での拠点開設も進めた。1969年11月に福岡出張所を開設し、八幡、福岡出張所との統合を経て、九州営業所(のちの九州支店)とした。1970年10月には物資部の仙台出張所を開設し、後に東北営業所を経て東北支店とした。その後も1973年3月の富山出張所(後に北陸営業所を経て北陸支店)、1974年8月の物資部広島出張所(中国営業所を経て中国支店)と続いた。なお、当社設立時に開設された浜松出張所は1969年に浜松支店となった。5海外拠点のさらなる拡充ネットワークの拡大1960年代以降、トヨタ車が世界中へ輸出されるのに伴い、当社の海外業務も順次拡大していき、海外拠点も一層の拡充が進んだ。ネットワークはそれまでのアジアや中南米に加え、欧州や北米、オセアニア、中近東にも広がった。タイトヨダタイランドが活動していたタイでは、1969(昭和44)年3月に三洋電機貿易との合弁でサンヨータイランド社(Sanyo Thailand Co., Ltd.)を設立したほか、同年9月には現地家電メーカーのユニバーサルエレクトリック社(Universal Electric Co., Ltd.)に資本参加し、1970年にサンヨーサンヨータイランド70