ブックタイトル豊田通商70周年史

ページ
55/432

このページは 豊田通商70周年史 の電子ブックに掲載されている55ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

豊田通商70周年史

一、各種繊維原料並びに製品の販売一、機械の設計並びに工事の請負一、貿易一、前記各号に付帯する業務発足の翌月には制限付き民間貿易の手続きが簡素化されたため、インド向け自動織機の輸出に取り組み、実現に漕ぎ着けた。日新通商として新たなスタートを切ったものの、戦後の混乱は続いており、さらに海外からの引揚者を受け入れたこともあり、当社の従業員は205人にまで膨れ上がっていた。以下の組織での出発となった。トヨタ金融社章設立時の組織体制取締役会総務部総務課輸送課経理部経理課倉庫課営業部貿易課工具課繊維課自動車用品課紡織課雑貨課機械課受渡課事業部第一課第二課第三課大阪支店東京出張所日新通商辞令書日新通商社章4繊維機械の活況と綿花の輸入開始設立後の当社の屋台骨を支えたのは繊維関連の事業であった。自動車工具・用品、農業用縄ない機、製麺機械なども扱ったが、主力となったのは繊維産業の活況を受けた繊維機械であった。グループ会社である愛知工業(現アイシン精機)のガラ紡機、刈谷工機(豊田工機を経て現ジェイテクト)の編機、メリヤス編機、靴下編機などを扱い、文字どおり爆発的な売れ行きを示したため、紡織機関連の営業を紡織機課として独立させ、人員も増強した。埼玉県の藤井繊維へ織機20台を納入したのを皮切りに岐阜市の綿花の荷役風景沿革編53