ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

社史発刊にあたって豊田通商は、2018(平成30)年7月1日、設立70周年を迎えることができました。これもひとえに、お客さまをはじめ全てのステークホルダーの皆さまのご支援、お引き立ての賜物と厚く御礼申し上げます。当社の原点はトヨタ車の割賦販売金融を目的として1936(昭和11)年に創設されたトヨタ金融株式会社にさかのぼります。その後、豐田産業株式会社と改称し当時のトヨタ系の持株会社となりました。その商事部門を継承し、現在の豊田通商の前身として、1948年に日新通商株式会社が設立されてから70年、節目の年を迎えました。当初は取扱商品の輸出入を中心に営業を始め、その後一歩一歩、事業の多角化と業容拡大を進め、商社としての基盤を整えながら成長させて頂きました。トレーディングから事業経営という新たな領域にも機能を拡充、海外にも活動範囲を広げ、特に自動車を中心とした産業の発展を支える役割を担うため、皆さまのご指導を頂きながら、トヨタグループの商社らしく、現場で汗をかき、唯一無二の機能を磨き上げるべく尽力してまいりました。2000年以降、真のグローバルカンパニーを目指し、加商株式会社や株式会社トーメンとの合併、2012年にはアフリカ市場に強みを持つ仏商社CFAOへの出資などを通じてさらに業容拡大を図ってまいりました。これらの活動を通じて、Mobility分野を伸ばしながら、Resources & Environment分野、Life & Community分野などMobility分野以外でも事業拡充し、現在100カ国以上で5万7,000名の従業員とともに成長を続けております。またこの間、一貫して人を大切な財産と捉え世の中の変化へ柔軟に対応すべく、多様性と受容性を尊重しながらグローバルに活躍できる人材を育成してまいりました。今、世界では想像を超える規模やスピードで政治的、経済的、技術的に大きな変化が起きています。これからも「良い仕事を通じて社会課題の解決に貢献し、社会から必要とされる存在であり続ける」ために、安全とコンプライアンスを常に念頭におき、諸先輩がこれまで築き上げてきた強みや豊田通商らしさを磨き上げながら、大変革の中、さらに次の飛躍に向けて新たなる挑戦をする所存です。皆さまには、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど心よりお願い申し上げます。2019年2月取締役会長加留部淳2