ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

貢献する「いきキャリ研修」、広い視野と高い視座を養成する「TRY1ウィメンズプログラム」などを実施した。3新しい人事制度の導入2017(平成29)年4月、新しい人事制度を導入した。従来の担当職と業務職を廃止して職種統合を行い、新たな職種を設置したもので、1従来の職種などにとらわれない活躍機会の拡大、2社員がライフイベントによる環境の変化に合わせて長くやりがいをもって働くことを支援、3社員一人一人が組織への貢献の仕方を考え、より一層の自己成長に励むことを促進、の3点を狙いとした。活躍機会の拡大を全社員に促し、社員がライフイベントなどの環境変化に合わせ、ワークライフバランスを取りながらやりがいを持って働くことを目指している。4いきワク活動の推進D&I実現に向けた働き方改革の現場施策として、2014年から働く習慣の見直しをグループや室単位で取り組む活動をスタートさせ、2017年から2年間で全社全グループにて活動を展開する。「いきワク活動」は多様な人材が活き活き働く職場・チームで成果を出す職場を目指し、1全員で意見を出し合う、2違う考え方や価値観を受け止める、3合意形成/共働/共創を活動ルールとして、各職場が持続的生産性の高い組織へ自ら考えシフトする活動を推進している。5在宅勤務制度の導入2017(平成29)年3月全社員を対象とした在宅勤務制度を導入した。在宅勤務制度で働き方の選択肢が広がることにより、ライフスタイルに応じて自己啓発・育児・介護などと両立しながら仕事で成果を上げることを目指すもので、通勤の肉体的・精神的負担軽減や在宅での効率的な集中作業などを通し、社員の生産性向上を目指した。6グローバル人材育成の実施商社としてのビジネスフィールドが世界に広がる実情を踏まえ、現地経営を担う人材、現地のニーズを捉え新たな事業を生み出せる人材が求められるようになった。そこで2013(平成25)年に「グローバル経営人材育成」として「Global AdvancedLeadership Program(GALP)」を立ち上げ、単体社員およびナショナルスタッフ(NS)の経営者候補の育成を図った。さらに2015年には、2008年度から実施していたNS向けの「Leadership DevelopmentProgram(LDP)」をリニューアルし、自国・自拠点ではなく極視点を持つ経営人材の育成を進めた。また、Innovation-leader Incubation Institute(I.I.I.)研修を継続しながら各極でイノベーションが先導できる人材育成にも取り組んだ。第3節企業価値向上に向けた財務戦略1収益構造のさらなる構築企業価値をさらに向上させていくためには適切な財務戦略がなければならないとの考えからキャッシュ・フロー経営の強化と資本効率の向上を意識したバランスシートマネジメントの推進、さらに投資の検討から実行、フォローまでの各段階で社内の知見・経験を集積し、審議を重ねる投資サイクルの運用を実施するとした。健全な財務体質を維持し、収益構造のさらなる構築に努めた。180