ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

年にCSRの基本的な考えを明確にした上で同年5月、CSR推進委員会を設置した。そこで定められた方針に基づき、各部および各関係会社でのCSR活動を展開することとした。さらに企業理念を支える行動規範をより具体的にしたグローバル行動倫理規範(Global Code of Conduct & Ethics:COCE)を策定し、20言語に対応させ、社内および豊通グループ全体での周知徹底を図った。2018年3月にはCSRにおいて重要と考える「CSRマテリアリティ(重要課題)」を策定し、「結果としてCSRに関係していた」ではなく、社会的課題からビジネスを考える、それを体系的に推し進めていく取り組みを開始した。マテリアリティの特定にあたっては、SDGs※の観点を取り入れ、社員一人一人がマテリアリティを意識して事業活動に取り組むことで、持続可能な世界を実現するSDGsの貢献につなげていく。※SDGs:持続可能な開発目標として、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標。第2節ダイバーシティ・インクルージョンへの取り組み1 D&I宣言2グローバル化と女性活躍の推進当社は2006(平成18)年にダイバーシティへのCSRの社内浸透CSR活動の社内浸透と現状調査を目的として、全社員向けに取り組みを開始し、ワークライフバランス(仕事とe-learningおよびアンケートを実施しました。家2018庭の年3両月期立のe-learningテ)を支援ーマは「するSDGs」とし育児休、SDGsの業・介基護本休業制度の的な概念の講習およびテストを実施しました。また現状調査として拡充、長時間勤務の削減に向けた勤怠管理システムの導入、残業の事前申請・承認の義務づけなど制度CSRマテリアリティ(重要課題)の特定面の充実を図ってきた。さらに2014年を「ダイバー豊田通商グループは「人・社会・地球との共存共栄を図り、豊かシティ&インクルージョン(D&I)浸透元年」と定な社会づくりに貢献する価値創造企業を目指す」という基本理念に基づき、グローバルに事業を展開する中、世界中でさまざまな社会め、組織単位の運営実行者である役員、部長、室長課題の解決に努めてきました。当社グループを取り巻く世界の環境/グループリーダーの各層に対し、D&Iをテーマとは日々変化しており、昨今の国際社会の動向を踏まえ、経営戦略にした集中講義を行う場を設定し、ダイバーシティの基づいて注力していく社会課題を明確にするため、企業理念・GlobalVisionの実現を目指す上で意識すべきCSR上の重要課題の特定を理解と意識改革を進めた。行いました。特定にあたっては経営層をはじめ、社内外さまざまなステークホルダーの皆さまの意見を取り込み、議論を重ねました。つなげていきます。豊田通商グループのCSRマテリアリティ(重要課題)人材育成・人材政策ではグローバル・アンド・SDGsに関する意識調査のアンケートを行いました。アンケートでジェンダーでさまざまな取り組みを進めた。急速は、48%がSDGsについて「知らなかった」と回答しており、今回のに拡大・グローバル化(Global)している事業に対e-learningでSDGsを周知するとともに、今後もその理解が深まるよう引き続き活動していきます。し、「豊田通商グループウェイ」や「GLOBAL 2020VISION」を理解した上で必要な実務知識やスキルを身に付けるための教育機会を提供してきた。当社グループにおけるCSRマテリアリティは「Global Visionの三つ女性活躍の推進のため、2014(平成26)年4月かの領域でToyotsu Core Valuesを発揮し、Be the Right ONEを目指す上で意識すべきもの」と位置付けています。らリーダークラスの女性を海外のビジネススクール今回特定したマテリアリティは不変のものではなく、変化する国に派遣し、経営幹部候補としての育成を開始したほ際社会の動向やニーズ、当社グループの環境変化などを踏まえてCSR推進委員会で定期的にレビューを行い、適宜見直しを実施してか、組織内で変革を主導していくリーダーの育成にいきます。社員一人一人がマテリアリティを意識して事業活動に取も取り組んだ。その一貫として生産性や業務品質のり組むことで持続的に成長し、社会課題解決やSDGsへの貢献にも向上といった課題への取り組みを通じて組織全体に交通死傷者ゼロを目指し、安全で快適なモビリティ社会の実現に貢献クリーンエネルギーや革新的技術を活用し、自動車/工場・プラントCO2を削減することで、低炭素社会移行に貢献廃棄物を資源化することで、モノづくりを支え、循環型社会に貢献豊田通商グループのCSRマテリアリティアフリカをはじめとした開発途上国と共に成長し、事業を通じて社会的課題の解決に取り組む社会課題の解決と会社の成長を両立する最重要課題会社の成長を支える土台となる最重要課題安全とコンプライアンスの遵守をビジネスの入口とし、社会に信頼される組織であり続ける人権を尊重し、人を育て、活かし、「社会に貢献する人づくり」に積極的に取り組む豊田通商グループのCSRマテリアリティ(重要課題)統合レポート201825沿革編179