ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

時受注した。また、エジプト石油省から要請があった海洋ガス田掘削リグ傭船事業を2008年から開始し、エジプトガス公社向けに傭船を開始した。さらに2017年12月、ユーラスエナジーホールディングスと共同で、262.5MWの風力発電所(スエズ湾風力発電所)の建設・所有・運営事業を受注した。完工後20年間にわたって発電所を運営し、電力を販売するIPP事業であり、2017年末に着工し、2019年12月の商業運転開始を予定している。4南アフリカでの事業展開南アフリカ事業会社の再編2018(平成30)年10月に、南アフリカ事業体の持株会社となるCFAO South Africa、ダーバンにおける自動車生産周り事業を行うToyota Tsusho Africa(TTAF)社、サブサハラにおける自動車販売ディーラーの支援事業展開するAfrica Mobility Solution(AMS)社、3社を中心事業とする事業体再編を行った。再編によりToyota South Africa Motor(TSAM)からも要望が強かった、南アフリカ黒人経済政策へのより柔軟な対応を可能とした。TTAF社の事業展開TTAF社ではリサイクル事業、タイヤ組付け事業、V-V事業の展開に加え、傘下事業体Toyota TsushoSouth Africa Pressing(TTSAP)での自動車向け鉄鋼ブランキング事業や、豊田合成との合弁事業会社でエアバッグ、ウェザーストリップ製造事業ToyodaGosei South Africa(TGSA)などでの事業を展開している。5ナイジェリアでの事業展開2014(平成26)年12月、グループ会社のCFAOはヤマハ発動機と合弁でナイジェリアにて合弁会社を設立する契約を締結し、ナイジェリア国内でヤマハ発動機の二輪車の製造・販売を開始した。当社グループとCFAO社とのシナジー創出の一環であった。厳しい市場環境の中、生産の効率化、商品力の強化などに努めた。6コートジボワールでの事業展開コートジボワールでは長年CFAO社がトヨタ車を含めたマルチブランドの自動車販売事業や医薬品卸事業を中心に事業展開を行ってきたが、当社によるCFAO買収後は、消費関連分野での新規事業を積極的に推進している。2015(平成27)年に、最大都市のアビジャンにおいて仏カルフールと合弁による大型ショッピングモールのPlaYceを開店し、リテール事業への進出を果たした。また2017年には蘭ハイネケンとの合弁事業会社Brassivoireでのビール製造販売事業もスタートした。7カメルーンでの事業展開2015(平成27)年6月、当社は電動工具製造販売のマキタの海外現地法人Makita Africa s.a.r.l.a.u.(マキタアフリカ)とカメルーンでのマキタ製品の総代理店契約を締結した。カメルーンにおけるCFAOのエジプト風力発電ヤマハ発動機二輪車174