ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

物流関連事業への展開2016(平成28)年10月、Bollore Transport&Logistics Kenya Ltd.(Bollore)および日本郵船と共同でケニアにおける自動車完成車物流会社BolloreNYK Auto Logistics Ltd.を設立すると発表し、当社としてアフリカにおける初の物流事業への取組みを開始した。Bollore本社とは包括的協業意向書を締結しており、本事業が具体化案件第1号となった。中古自動車販売事業2012(平成24)年、当社において海外初となる中古車販売事業会社Toyotsu Auto Mart Kenya Ltd.(TAMK)をケニアにて設立し、高品質な中古車の販売とメンテナンスサービスの提供を開始した。当社100%子会社であるToyota Kenya Ltd.(TKEN)にて長年にわたってトヨタ車の新車販売、部品・サービス事業を行ってきたが、TAMK社での事業展開により同国での自動車バリューチェーンの新しい幅出しに繋がった。人材育成センターの設立2014(平成26)年7月、Toyota Kenya Ltd.(TKEN)の1部門である人材センター「トヨタケニアアカデミー」(Toyota Kenya Academy)をナイロビ市内のトヨタビジネスパークにて開設した。ケニア政府のVISION2030に掲げられたグローバルな人材開発にも寄与するもので、自動車・建機・農機のメンテナンス・サービス等のトレーニングプログラムだけでなく、安全・改善教育、リーダーシップ教育を外部人材・地域会社にも公開し、自社の技術者育成に留まらない社会的な貢献を実現している。3エジプトでの事業展開SUVのCKD生産トーメン時代から事務所を開設し、80年以上にわたって政府や地場企業と強固な関係を築き、火力発電所の建設、リグ傭船などインフラ、エネルギー関連を中心とした事業を行ってきたエジプトでは2011(平成23)年5月、トヨタ自動車とエジプトの現地販売代理店であるToyota Egypt S.A.E.とともにCKD組立プロジェクトに向けた現地法人を設立し、2012年4月よりSUV車フォーチュナーの生産を開始した。エネルギー事業への取り組み2002(平成14)年、カイロ発電会社向けにガスタービン発電設備をトーメンが受注し、2007年に西部・中部デルタ発電会社向けにガスタービン発電機を4基、2008年にガスタービン発電所用附帯設備、蒸気発電機、2009年には発電所向け保守契約を2件同あしなが100年構想と第六回アフリカ開発会議沿革編173