ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

物流事業の本格展開2002(平成14)年12月、タイにおける自動車関連の物流事業のため、TTK Logistics(Thailand)Co., Ltd.(TTKL)を設立し、アマナタナコン工業団地内に物流センターを完成させて部品供給機能を強化し、トヨタ生産方式(TPS)を駆使しながらミルクラン、V to V、輸出用CKD梱包などの事業を開始した。タイでは1993年12月にToyota Transport(Thailand)Co., Ltd.が設立されてトヨタ車の完成車の配送を行っていたが、2004年12月、IMVプロジェクトに備えるため当社とトヨタ輸送が新たに株主に加わり、完成車の配送機能を強化した。2012年12月、センコーとの合弁により質の高い自動車部品、化学品輸送を行うSenko Logistics(Thailand)Co., Ltd.を設立し、翌年4月から本格稼働を開始した。エネルギー事業への取り組み2000(平成12)年以降、トーメンとの業務提携の中でエネルギー事業にも取り組んだ。2001年10月に天然ガス焚き複合火力発電事業のRatchaburiPower Co., Ltd.へ出資。2008年3月に商業運転を開始した。2007年2月にはCassava Waste To Energyがタイ・カラシン県でバイオガスプラントの商業運転を開始した。工具事業の取り組み2003(平成15)年6月、Toyota Tsusho(Thailand)Co., Ltdと富士精工との共同出資により切削刃具などの工具類を販売・管理するTT Fuji Tool SupportCo., Ltd.(TTFTL)を設立し、営業を開始した。海外では工具の確保が難しく、管理も技術者不足で対応できないため、そうした要請に応えての設立であった。ソフトウェア事業の展開2005(平成17)年5月、豊通エレクトロニクスとToyota Tsusho(Thailand)Co., Ltd.が出資するToyotaTsusho Electronics(Thailand)Co., Ltd.がトヨタ・テクニカルセンター・アジアパシフィックからの車載用制御ソフトの受託開発を開始した。2016年11月にはデンソーと合弁でToyota TsushoDENSO Electronics(Thailand)Co., Ltd.を設立し、同年7月からエンジンECU開発の効率向上に向けたソフトウェア開発を開始した。エンジンECUのソフトウェア開発ではパワートレイン制御の高度化に伴い、開発規模が増大し、開発の効率化が課題となっていた。新会社では制御開発・設計・検証に至るすべての工程でモデルを活用した開発により、ソフトウェア開発の効率化を図った。交通安全教育センターの開所2013(平成25)年3月、キムラユニティー、センコーとの協業でタイのチャチェンサオ県バンポー市にTTK交通安全教育センター(TPRO)を開所した。ドライバーの安全意識と安全運転スキル強化を目的とするタイ初の本格的交通安全教育施設であり、事TTK Logistics(Thailand)Co., Ltd.Toyota Transport(Thailand)Co., Ltd.158