ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

き、2002(平成14)年4月、3社目となるディーラー兼部品供給センターの広州華通豊田汽車服務有限公司(広州市)を設立した。地域に密着したディーラーとして車両販売・整備を行うとともに華南地域の補給部品供給センターとしても機能させた。同年10月には北京で当社系ディーラーの第1回ディーラー大会を開催した。2007年12月、ディーラー事業の周辺事業として当社が100%出資した豊田通商汽車服務有限公司を通じてカーショップの皇波羅汽車服務有限公司を買収し、中国におけるNo.1カーショップ企業となった。その後、中古車流通事業にも進出した。工作機械と産業用車両の拡販経済発展とともに需要が拡大していた産業用車両関連事業の拡大を図った。2003(平成15)年4月、豊田工機と合弁で工作機械の販売・サービスを行う豊田工機(大連)有限公司を設立し、導入機種の入れ替えやサービス、メンテナンスを行った。2003年12月、急速に成長していた建設機械市場に対応するため、コベルコ建機、現地投資会社との合弁により建設機械を生産する杭州神鋼建設機械有限公司を設立し、3月から稼働を開始した。同年11月には豊田自動織機との協業により中国でのフォークリフトの生産を開始した。当社が5%を出資する豊田工業(昆山)有限公司設立の後、2003年4月30%を出資する豊田産業車両(上海)有限公司を開設し、高級フォークリフト向けの製造販売体制を強化した。資源回収・再利用事業の開始2004(平成16)年2月、鉄や非鉄などの金属スクラップを回収し、販売する天津豊通再生資源利用有限公司(TTRM)を設立した。鉄鋼原料部によりトヨタグループにおける鉄スクラップの金型還元スキームの一環としてスタートしたもので、天津一汽豊田汽車有限公司(TFTM)のプレス工程で発生する鉄スクラップを回収し、特殊加工を施してトヨタグループの鋳物工場に金型材料として販売した。2013年12月、北京博瑞聯通汽車循環利用科技有限公司に昭和メタルとともに出資し、使用済み自動車(ELV)の解体事業にも着手し、翌年2月に工場を立ち上げた。2018年10月には大連でも使用済み自動車の適正処理事業に着手したが、これはトヨタ自動車が2015年10月に発表した「トヨタ環境チャレンジ2050」に掲げられた「TOYOTA Global 100Dismantler Project」に対応するものであり、北京と大連は同ビジョンで定めた解体モデル工場の1号、2号となった。中国での物流体制構築2003(平成15)年12月、トヨフジ海運と中国の深?市長航実業発展有限公司との共同出資により自動車海上輸送の深?長航豊海汽車物流有限公司を設立し、翌1月から営業を開始した。中国では自動車市場の成長に合わせ、自動車の安定的で効率的な物流体制が求められるようになっており、海上輸送をターゲットに沿海輸送事業に着手した。当社は中国国内ネットワーク構築と営業を担当した。中国自動車解体事業広汽豊通物流有限公司154