ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

2012年にはヤマハ発動機およびヤマハTier1向けにインド・チェンナイ近郊で給食サービス、送迎サービス、経理サービスなどを提供するTT TechnoPark Management Service India Private Limited(TPMS)を設立し、2013年より順次サービス提供を開始した。8航空事業の開始2015(平成27)年3月、マレーシアにAsahi AeroMalaysia Sdn Bhd.(AAM)を設立し、航空機部品の表面処理事業に乗り出した。AAMを軸に航空機部品製造クラスターを形成し、内装品を中心に国内の機体メーカー、装備品メーカーへ輸入材料・部品の販売を行った。さらに航空事業の一環として中部国際空港セントレアとの提携により相手国政府から空港運営権を受託し、空港運営を進める一方、航空機発着料、空港使用料、テナントビル、広告などで収益を得るビジネスモデルを確立し、1998年のラオス・ビエンチャンのワッタイ国際空港運営に参加して以降、国内外における事業を検討し、2016年7月より仙台空港の経営に参画した。第3節自動車本部1世界146カ国に及ぶ自動車事業1990年代後半以降、「総輸入販売代理店事業」「販売店事業」「販売周辺事業」の3事業分野で面展開を図ってきた自動車本部では、生産準備から最適調達、加工・物流、部品組付け、販売に至るバリューチェーンの構築を進めてきた。2000(平成12)年以降はその動きをさらに加速し、2002年のニチメン(現双日)からのダイハツ事業の継承と中国でのディーラー展開、2006年のトーメンとの合併によるスバル、スズキとの取引の開始、タイにおける日野ディーラーへの初の出資、2007年の国内輸入自動車販売のO-RUSHインターナショナル買収、2012年のCFAO社との提携によるアフリカ事業の本格化と続いた。そのネットワークは、自動車本部の柱となる総輸入販売代理店事業経営、販売店事業経営などを含め、世界146カ国(事業経営展開は48カ国)に及び、アフリカ本部管轄を含めた全世界では175カ国、事業経営展開は87カ国にまで拡大した。トヨタ車のサービスでは「町いちばん」の販売店を目指し、顧客満足を第一とする活動を全世界に拡大中である。2アフターマーケット市場の開拓新たな事業拡大に向け、アフターマーケット市場の開拓も強化した。トヨタ製のエンジンユニットを中国やフランスをはじめとした海外の車両メーカーや船舶エンジンメーカーに販売したほか、新規事業の開拓も進めた。中国におけるクイックサービスショップの設立によるメンテナンスサービスやアクセサリーの提供、タイにおけるテクノクラフトとのO-RUSHタイTRD136